敷物の上でスヤスヤ…

 さくらは布状のものならなんでもおねしょをします。布団はもちろんのこと、マットから洗濯物まで。今まで自分が寝ていた場所に平気でおねしょして汚してしまいます。この間は紙製のごみ袋の上にしていました。紙も例外ではありません。
 対策として、今のところ大丈夫なのは、高いところに置くことです。
 上の写真でさくらが寝ているのは、私が1階で食事をするときに座布団がわりにしている敷物です。床に敷きっぱなしにしておくと確実におねしょされてしまうので(この夏はこの敷物を何度洗濯したことか…)、使わない時はたたんで高いところに置きます。椅子の上にキャリーバッグを置いて、その上に敷物をたたんで置くようにしています。
 高いところに置くとさくらがおねしょをしないのは、足元が不安定で、用を足す前後に手でかけないからだと、勝手に解釈しています。布なのに、トイレをした前後は、砂みたいにその場所を手で盛んにかきます。
 でも、きょう家に帰ってきて、キャリーバッグの上に置いた敷物の上で寝ているさくらを見て、これは危険かな?と思いました。
 「高いところに置けば大丈夫」という法則(?)が壊されると、また新たな手を考えなくてはなりません。もうあまり方法は残ってないような気がするのですが…。まさにイタチゴッコです。

実はこんなところで寝ているのです


猫布団の季節

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寝起きのちびクロ

 2階に寝床がある我が家。おねしょ癖が治らないさくらは出入り禁止ですが、ちびクロはドアの向こうで入りたいと鳴けば入れてあげます。昼間、この部屋で原稿を書いていることが多い私ですが、ちびクロはよく布団の上で寝ています。子どものころ一緒にこの家に来たさくらとちびクロは小さい時から一緒にいることが多かった。二人でいるのが普通みたいな仲良し姉妹ですが、最近は別々に過ごすことが多くなりました。大人になったのかな? ちびクロが2階にいる時、さくらは1階の窓際で外を眺めていたりします。目が悪いちびクロには外を眺める楽しみはありませんから。
 ちびクロは夜も2階に来て、私の布団の中にもぐりこんできます。朝になっても布団から出てこないので、具合が悪いんじゃないかと気になって、時々様子を見ますが、特に具合が悪いという訳ではなく、ただ布団から出たくないというだけのようです。点滴を毎日しているので、トイレに行きたくなるハズなんですが。
 夜はミンミンも2階にいるのですが、ミンミンはまだ布団には入ってきません。もう少し寒くなってからかな。


外で気持ちよさそうに寝ているミンミン

  5日にミンミンの血液検査をしました。1か月ぶりです。
 BUNは35から53に上がりましたが、クレアチニンは3.4から2.8に下がったので、先生いわく「クレアチニンは腎臓そのものの数値」なので、クレアチニンが下がったことはよかったとのこと。貧血もなく、肝臓の数値も正常なので、ステロイドの副作用も出ていないようです。ミンミンはなんだかんだいいながら、まだまだ長生きしそうだと思いました。
 ちびクロのほうは7日に検査しましたが、1週間前に比べ、BUNが60から51に、クレアチニンが4.6から3.8に下がりました。2日に1回の点滴を毎日にしたことが数字を下げたのだと思います。問題の貧血はヘマトクリットが28%まで増えました。目安が30%なので、造血ホルモンの注射は、今週まで2日に1回のペースで、その後数値が良ければ、週1回で続けることになりました。
 劇的によくなりことはありませんが、数値が安定してくれれば、と願っています。

 ミンミンもちびクロも見た目にはとても元気で、ミンミンはきょうは外で気持ちよさそうに昼寝をしていました。このストレスのなさがミンミンの健康には一番の薬のように思います。よく動くせいか、若い時から肥満とは無縁でした。体はどちらかと言えば弱いほうだと思いますが、環境が長生きの秘訣のようです。
 さくらとちびクロは部屋の中だけなので、体は丸めです。ちびクロは再びさくらとよくじゃれあうようになりました。体も軽そうです。

洗濯かごの中でさくらと寝ているちびクロ


さくらの背にあごを乗せているちびクロ

 きょうは、ちびクロを連れて造血ホルモン剤(ヒトエリスロポエチン)の注射に行ってきました。きょうで3回目です。ネットで調べたところ、この薬は人に使うものを猫に流用しているため、抗体ができる場合があり、抗体ができるとかなりまずいようです。それでもこの薬を使わざるをえないのか…と思うとため息が出ます。
 活性炭(ネフガード)も試しにもらってきました。活性炭は、尿毒素を吸着する効果があります。でも、エサに混ぜて食べさせようとしたのですが、クンクン匂いをかいで食べようとしません。嫌な匂いでもするのでしょうか。無臭に感じますが…。
 ところで、うちにいるもう一人の病気の猫、ミンミンは子猫の時に肝臓が弱いことがわかりました。じっと動かなくなり、なでてもゴロゴロのどを鳴らさなくなったので、これはおかしいと思い、病院に連れて行ったら、即入院ということになりました。数日入院して点滴を受けた後に退院。先天的に肝臓が小さいらしく、それからは高値安定というか、正常値よりも数値は高いものの、高いなりに安定して、もう17歳になります。昨年、慢性腎不全と診断されて点滴治療を始めましたが、年に1度のワクチン接種の時に偶然分かったものでした。
 ミンミンは具合が悪くなると、すぐに大人しくなるし、嘔吐もあったりでわかりやすい。それに運もいいみたいで、昨年のように早めに腎不全がわかりました。
 でも、ちびクロは腎臓の数値が大変なことになっているのに、見かけは元気でした。嘔吐もしたことがないし。なまじ健康でいたことがあだになってしまったみたいで、残念です。私にも「ちびクロは眼は悪いけど、体は健康優良児」みたいな変な過信がありました。
 ほんとに何が幸いし、災いするかわからないものです。

丸くなって眠るミンミン。こうして見ると若いころに比べて痩せたし、毛のつやも悪くなったなぁ、と思います


開通直後の関さんの森の道路

 ※猫の記事でもあるので、編集雑記ブログと同じ内容を転載します。

 9月28日午前11時に都市計画道路3・3・7号線から続く関さんの森の新設市道が開通した。
 開通に先立って行われた開通式典に地権者の関さん姉妹の姿はなかった。どうも道路標識の件で市ともめたらしい、という話を現場で会った知り合いの記者から聞いたので、式典の取材の後で関さん宅を訪ねた。
 式典に出なかった理由はちょっと違っていた。
 関さんの家と庭にはたくさんの猫がいる。猫たちは邸宅と庭と森を自由に行き来してきた。森の外から通ってくる猫たちもいる。静かだった森の中(子どもの遊び場と言われたグランドと梅林)に道路ができて車が通るようになって一番びっくりしているのは猫たちだろう。当然交通事故に遭う猫も出てくるだろう。
 「私が(道路を作るということを)決断したために失われる命。とても祝う気持ちになれない。テープカットに参加するなんて…」。市の方からは再三式典に出るようにとの要請を受けていたが、もう何日も前から関さんは式典に出ないことを決めていたという。
 開通の日は、関さんにとっては猫たちの交通事故に怯える日の始まりなのである。
 動物の飛び出しに注意するよう、手作りの看板がいくつか用意されたが、ドライバーたちは気づいてくれるだろうか。ここを通る方には是非スピードを落として、猫の飛び出しに注意しながら運転することをお願いしたい。
 開通を拍手で祝う人たちもいたが、私も関さん同様に暗い気持ちで一連のイベントを眺めていた。
 

 式典に出席した本郷谷市長はじめ市の職員の顔ぶれは、関さんの森の道路問題が過熱したころとはほとんど変わった。
 式典の後で、退職した市の元幹部に会った。彼は当時関さんとの交渉の先頭に立ち、最初に市の暫定道路案(現在の道路に近い案)を提案した人だ。彼は責任者に就任した時と同じように関さんのお父さんの墓にお参りをしてきたという。
 「この道路が曲がっていることをいろいろと言う人もいる。そういうのを聞くと、何を言っているんだ、と言ってやりたくなる」と彼は話した。
 道路問題が解決に向かった後もいろんなことを言う市議などがいた。そんな時私も同じ気持ちになった。
 この曲がった道は、関さん姉妹や関さんの森を育む会の人たち、森を守るために活動した多くの人たち、そして元市長(川井敏久氏)、市の職員たちが苦労に苦労を重ね、知恵を出し合ってたどり着いた結果なのだ。そこには亡くなられた関さんのお父さんや3姉妹の一人、睦美さんの気持ちも入っていると思う。

 ※参照記事 松戸よみうり最新号 http://www.matsuyomi.co.jp/saishingo.html

  チューニング http://www.matsuyomi.co.jp/tuning.html 


眠っているちびクロ

 先週の土曜日に病院で血液検査をしましたが、結果はBUNが60、クレアチニンが4.6と退院時よりも悪くなっていました。見た目には元気で普通の状態に見えるので、正常値まで戻っているのではないかと期待していたところ、逆の結果が出てしまい、ショックでした。診断は「慢性」腎不全とのこと。
 それに貧血が改善されないとのことで、退院時から飲んでいるサプリに加えて、2日に1回赤血球を作るよう促すホルモンを注射することになりました。「この注射を打つ時はかなり厳しい状態だと心得てください」というようなことを言われました。「腎性貧血」だと言っていました。
 最初にも書いた通り、家にいる時は病気しているようには見えないのですが…。強いて言えば、寝ている時間が長いような気がする…といっても、猫は寝ていることが多いものですが…、私が階段を上るときに追いかけてくる勢いが前に比べてないような…。
 今まで皮下点滴は、自宅で1日おきに150mlを入れていましたが、今週から毎日125ml入れることになりました。これで、数値が下がってくれればいいのですが…。
 ところで、腎不全の「不全」って、いい言葉ではありませんね。なんだか、全く腎臓が動いていないような印象があります。ネットで調べたところ、「病気の症状がある」ぐらいの意味だそうです。また、これもネットで拾った情報ですが、猫の腎不全はかなり進行しないと血液検査に現れないとのことです。つまり、この間さくらも念のために血液検査をしてもらいましたが、その結果が良かったからといって腎臓が大丈夫ということにはならないらしい。早期発見が治療には有効な病気なのに、もっと他にいい検査方法はないものでしょうか。それに、点滴以外にも治療方法はないのでしょうか。 


朝ごはんを食べて、顔をあらうミンミン

 ミンミンが最近よく食べるようになった、という話を前に書きましたが、どうもそれはステロイド剤の副作用のようです。
 ミンミンは口内炎があるので、ステロイドと抗生物質の注射を2週間に1度打っています。ステロイドは効き目が2週間で切れるとは正確には言えないようですが、抗生物質の注射の効き目が2週間で切れるので、ステロイドも同時に注射しています。
 注射してすぐはものすごい食欲で、1日に70gのレトルトを6袋も食べます。それが、2週間経つと1日に2袋くらいにまで減ります。副作用だけでなく、口内炎が悪化して食べられなくなるせいもあると思います。
 ステロイドは非常に強い薬で副作用もあるので、使いたがらないお医者さんもいます。これは人間も同じ。かく言う私も子どものころにネフローゼ(腎炎の一種。子どもに多い)にかかり、2歳から7歳くらいまで、入退院を繰り返していました。そのころ飲んでいたのが、主にステロイド剤。食欲もさることながら、ムーンフェイスになるのが主な副作用です。小学校に入学するころには見るからに肥満児で、特に顔は風船のようにパンパンにふくれていました。一部の児童から学校でいじめられました。病気だからしょうがない。薬を飲まなくなれば普通の体型に戻ると言ったところで、子どもは残酷ですから。
 猫のステロイドによる副作用については、食欲が増えること以外はあまりよく知りません。ミンミンもムーンフェイスになっているのでしょうか。全然変わらないように見えるのですが。
 でも、副作用がどうであれ、ステロイドは使わざるをえないと思っています。
 数年前にかえでという子がわずが2歳10か月で亡くなりました。子猫で拾った時にすでにFIV(猫エイズウィルス)に感染していましたが、発症するのはずっと先のことだろうと思っていました。でも、免疫力が弱いのか、ほかの猫がかからないような皮膚病にかかり、抗生物質とステロイドの注射を2週間に1度打っていました。注射をして1週間くらいはすごく調子がいいのですが、2週間たつと皮膚病が悪化してきます。
 この治療が1年以上続きましたが、別の皮膚病の原因菌が見つかったことで、ステロイドを止めることになりました。その菌を殺す薬とステロイドを一緒に使うと、その薬の効き目が悪くなるというのがその理由でした。
 ところが、それから数週間、かえでの体調はみるみる悪くなり、ある日、病院から戻ってすぐに痙攣を起こしました。急いで再び病院に行きましたが、血糖値が下がっているということで、入院して点滴することに。一晩点滴して血糖値が上がれば希望も、とのことせしたが、翌朝になっても血糖値は上がらず、もう回復は難しいとのことで、病院に引き取りに行き、その日の午後家で亡くなりました。原因はよくわかりません。
 後になってみれば、ということなのですが、ステロイドがかえでの命をつないでいたのではないでしょうか。皮膚病以外にも何か疾患があって、ステロイドがそちらも抑えていたのではないか、という気がするのです。今となっては知る由もありませんが…。かえでの皮膚はずいぶん弱くなっていました。これもステロイドの副作用かもしれません。もともと痩せた子なのに、ずいぶん体重が減っていたので、かえでの体力も限界だったのかも、とも思います。ただ、ステロイドを続けていれば、もう少し寿命を延ばせたのではないか、という思いは今も残っています。 


点滴あとをナメナメ…

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ちびクロの点滴あとをなめるさくら

 ちびクロの自宅点滴も早2回目。1日おきに150ccずつ入れています。
 ミンミンも同じ条件なので、毎日どちらかの点滴をしています。
 ミンミンは背中を抑えていると、そこに「伏せ」の状態でじっとしていますが、ちびクロはじっとしていないので、抱っこしながらしています。カゴに入れてやるのも手ですが、どうやら今回の入院で、カゴには嫌悪感が生まれてしまったようなので、抱っこしてやるほうが無難です。
 背中に点滴の針を刺したまま、腕の中でじっとしているちびクロはいじらしいというか、とてもかわいいです。
 退院後に比べるとずいぶん落ち着いたみたいで、以前のように、さくらといる時間が増えました。
 点滴後はさくらがちびクロの背中をなめてあげていました。


帰宅してから安心して眠るちびクロ

 きのう、ちびクロが退院しました。12日に入院してから9日ぶりの我が家です。
 きのうの血液検査では、BUNは48.1で、クレアチニンは3.1で、正常値まではまだ落ちてないのですが、家で1日おきに皮下点滴をしながら、1週間後にまた検査に行きます。
 病院から連れて帰る時に、かごの中で不安げにないていました。またどこかに連れて行かれるかと思って。通院のためにもかご嫌いにならないでほしいのですが…。
 帰って、すぐにさくらと遊ぶのかと思ったら、二人ともポケッとして私を見てるし、ちょっと変な感じ。さくらがプロレスを挑むと、ちょっと怒ってました。夜になって、さくらが興奮して走り回ってても、追いかけないし、まだ調子が出ないのかな? 
 ちびクロを抱っこすると、安心したようにじっとしています。猫は普通、猫同士が一番気になる存在のはずですが、猫よりも人間が好きなのかな?ちびクロは。それとも区別がないのか…。
 早速家で点滴しましたが、動くので抱っこしたまま点滴したら、大人しくしていました。

ねぇ、遊ぼうよ(さくら)

さくらのしっぽで遊ぶちびクロ


金曜日に帰ってきます

 今週は仕事が忙しいのでお見舞いに行けてませんが、きょう電話でちびクロの容体を聞いたところ、BUNが58、クレアチニンが3.5まで下がり、とても元気とのこと。正常値までもう一歩のところまで下がりました(何日付けの検査か聞きそびれました)。
 今後は家で皮下点滴をしながら、まめに検査に通い、様子を見ようということになりました。
 慢性腎不全なのか、急性でこのまま治っていくのかはわかりませんが、とりあえずは一命をとりとめたようです。
 ただ、ちょっと貧血をしており、こちらは治療方法を検討しなくてはなりません。
 明日退院でもいいと言われたのですが、私の時間が合わず、金曜日の午後に迎えに行くことになりました。


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