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転がるものを追いかけて、ちょっと興奮気味のちびクロ

 なんでも転がるものがあれば転がして遊ぶのが猫です。手ごろなものがあれば、転がるかどうか手で押してみます。狭い家の中で、毎日よく飽きずに遊ぶものを見つけるものだなぁ、と感心します。ペットボトルやビンのふたから、丸まったサランラップや紙くず、梅干しの種、はてや設置型の殺虫剤(ゴキブリコンバットミニ)まで。でも、転がしていると、すぐに家具の下など、隅の方に入れてしまいます。
 コンタクトレンズが入ったケースがなくなったことがあり、これはさくらかちびクロの仕業だなと、ピンときたのですが、隅の方を探しても見つかりませんでした。仕方なく、新しいコンタクトを買いました。今年、洗濯機を買い替えたのですが、古い洗濯機を移動したところ、その下からレンズが入ったままのコンタクトケースが出てきました。
 転がして遊ぶのが一番好きなのはちびクロです。目が悪く、さくらみたいに外を眺める楽しみがないので、転がすことに熱中するのかもしれません。でも、転がすものが見えるということは、少しは視力があるのでしょう。
 ちびクロはさくらと一緒に拾われた時にウイルス感染で目がひどい状態でした。さくらも感染していましたが、ちびクロよりはずっといい状態でした。二人とも1歳になるころに手術を受けましたが、ちびクロの状態は変わりませんでした。目に張り付いている膜を切除したところ濁った眼球が出てきましたが、1週間でまた膜に覆われてしまいました。
 手術して分かったことは、ちびクロの眼球が絶えず動いているということ。眼球の動きに合わせてちびクロは頭を小刻みに動かしていました。生まれつきの障害のようです。膜が再びはって、見えない状態に戻ると、頭も動かさなくなりました。ちびクロにとっては、今の状態のほうが楽なのかもしれません。

「あーつ。取れない、取れない」。転がしたものをすぐに隅に入れてしまいます。


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