風呂場のほうを凝視するさくら

 朝、起きて1階に行くと、さくらがレッサーパンダのように立っていました。これは写真に撮らなくては! とカメラの準備をしたところ、立つのを止めてしまい、かわりに走り回って場所を変え、何度もお風呂場のほうを凝視しています。お風呂に何かあるのか、と見てみてもなにもありません。ハエなどの虫がいたなら喜んで追いかけるのですが、それとも違い、お風呂場のほうを、遠くをうかがうように首を伸ばして凝視しているのです。
 何か目に見えないものでもいるのか、と思わせる行動で、ちょっと気味が悪いです。猫には人に見えないものが見えているのでしょうか。前にミンミンがだれもいない部屋で、ウーと唸り声をあげていることがありました。この時も、ちょっとゾッとしましたが…。
 


“外食”が好きなミンミン

 きょう、とうとう見てしまいました。なにを?って、ミンミンが外猫のごはんを食べているところを、です。
 外猫たちは、エサ箱が空になると、ニャンニャン鳴いて私を呼びます。きょうは、外猫の姿が見えなかったのですが、エサ箱をのぞいたら空になっていたので、ごはんを入れることにしました。そこへ、外で遊んでいたミンミンが現れ、エサ箱と私の周りをウロチョロしています。どうも、私がエサ箱にごはんを入れるのを待っているみたいなのです。
 エサ箱にドライフードを入れると案の定、すぐに食べ始めました。それも、食べっぷりがいつもと違う。ドライフードをカリカリという軽快な音をたてて食べています。
 家の中では、あまり噛まずに食べているので、歯が痛いのかと心配していたのに、家の中とは全く違う食べっぷりです。
 食が細いミンミンを心配して、あれやこれやと気を揉んでいたのは、なんだったのでしょう。どうりで、家の中では食べないはずです。お腹いっぱいなのだから。外猫用のごはんは量販店で売っている特売品。ミンミンに家の中であげているのは、腎臓病猫用のごはんです。値段だって、数倍違うのに。
 そういえば、外に出たかと思ったらすぐに帰ってきて、口の周りをなめていたことがありました。家の中にもごはんはあるのに、わざわざ外に出て、外猫のエサ箱から食べて戻ってきたのでしょう。
 それにしても、外で食べるごはんはそんなにおいしいのでしょうか。


網戸いらずの夏

| |

あー怖い、怖い。窓が開いていてもちびクロは外に出ません

 2日前にさくらが外に出てしまった話を書きました。少し捕捉しますと、うちの網戸はみんな壊れていて、「窓を開ける」というのは、言葉の通り全開で網戸も何もない状態です。夜暑い日は全開にして寝ています。さくらがおねしょをした夜は涼しかったので、さくらが出ない程度に少しだけ窓を開けておきました。ミンミンはもともと出入り自由ですし、ちびクロは怖がって外に出たがりませんので、注意するのはさくらだけです。1階で開けて寝ていれば防犯上問題ありますが、開けているのは2階なので、簡単には侵入できないでしょう。
 さくらとちびクロが来た年の夏に、網戸はみんな破られてしまいました。仔猫なので、面白がって網戸に爪を立てて登っているうちに、みんな破れてしまったのです。経年劣化で弱くなっていたということもあるでしょう。今年の夏はクーラーが使えないというので、網戸を修理しなきゃ、と思っているうちに夏に突入してしまいました。修理するのしても、今度は頑丈なものを! と思っていました。
 アースノーマットをつけていると、蚊が来ないのか、来ても死んでいるのか、蚊に悩まされたことはありません。網戸いらず、といった感じです。でも、実家のある大分県竹田市では、こうはいきません。蚊が来なくても、光に多くの虫が集まってきて、大変なことになります。都会生活に慣れて気が付きませんでしたが、それだけ虫がいないということですね。

小さく開いた窓の隙間から外を見るさくら


一番の利口さんは…

| |

少しは反省してるのか、さくら。…こりゃ反省してないね

外に出たいと窓際でうるさく鳴くミンミン

 未明に布団をガサガサかく音がするので見てみると、さくらが布団をひっかいています。もしや、と思って見ると、やっぱりおねしょをしていました。タオルでふきとりながら、ため息が出ました。トイレを増やしてから、おねしょはしなくなっていたのに。やはりさくらは布団が敷いてある2階への出入りは禁止ですね。残念だけど。
 きょうはミンミンを病院に連れていかなければならないので、早めに2階の窓を閉めました。すると、それまでは大人しく寝ていたのに、窓際に行ってニャンニャン鳴くのです。関東地方は朝から断続的に雨が降っており、激しく降っている時は、ミンミンも出られないのを察してか、大人しくしています。でも、止んだのが分かると、また鳴き始めます。あまりにうるさいので、病院が開く午前9時に早くなってくれないかな、と思ってしまいます。
 こうしてみると、ちびクロがいちばんお利口さんで、楽なのです。窓が全開でも外に飛び出たりしないし、おねしょみたいな変なクセもありません。ただただ甘えん坊で、私のそばにいれば満足しているような猫です。

一番のお利口さんはちびクロです


さくらの救出劇

| |

無事に戻ってきたさくら

 夕食を作って2階に行ってみると、嫌な予感がしました。2階入り口のドアが開いている。そして、2階の窓はみな全開です。1階に行ってさくらを探しましたが、やっぱりいません。2階にもいないところを見ると、2階の窓から外に出たのかもしれません。
 耳を澄ますと、ニャーという声がアパートの裏から聞こえます。外猫かもしれませんが、裏に行ってさくらの名前を呼んでみると、ニャーと答えながら、ドタドタとトタンを走る音が。最初はうちのアパートの1階と2階の間にある雨除け用のトタン屋根を歩いているのかと思ったのですが、さくらが顔を出したのは、隣のアパートの1階と2階の間にある雨除け用のトタン屋根でした。なんで隣のアパートにいるのか、最初はわかりませんでしたが、どうやらうちのアパートと隣のアパートの間にある物置の屋根に飛び移って、そこから隣のアパートに行ったようです。
 現金なもので、勝手に外に出たのに怖くなったのか、私の顔を見てニャンニャン鳴いています。飛び降りるにはさすがに高そうなので、脚立をもってきて救出しました。いつも外に出ているミンミンはこんな時、他人の顔をするのですが、さくらは大人しく抱っこされるので、救出は楽です。いかにも甘えん坊の飼い猫といった感じですね。


しっぽの毛がボン!

| |

涼しい早朝にじゃれあうさくらとちびクロ

興奮して太くなったさくらのしっぽ

 暑さで日中はグデ~ッと寝ているさくらとちびクロですが、涼しい朝のひと時は元気よく追いかけっこをしたり、じゃれあったりしています。
 そんな時、さくらのしっぽの毛がボンと広がって、太くなっています。猫は興奮するとしっぽの毛が総毛だって、太くなったみたいに見えるんですね。さくらのしっぽが太くなると、まるでタヌキみたいです。
 ちびクロのしっぽも太くなっていると思いますが、もともとが短く丸いポンポンのようになっているので、その違いがよくわかりません。
 猫のしっぽは猫の感情をよく表しています。さくらは攻撃的にちびクロやハエを追いかけているときにしっぽがボンと太くなっていますが、ご近所最弱猫の称号を欲しいままにしてきたミンミンは、他の猫に追いかけられて木に登った時にしっぽがボンと太くなっていました。恐怖でも太くなるんですね。


リス猫

| |

ガジガジ…段ボールをかんでます

 きょう短パンをはこうとして、腰ひもが切れそうになっていることに気が付きました。さくらかちびクロの仕業に違いありません。前にさくらがひもを飲み込んでお尻から出てきたことを書きました。ひものあるものはさくらとちびクロがいる1階に置かないようにしていたのですが、お風呂に入っている時に脱いで、そのまま置き忘れていたのを思い出しました。
 それにしても、ネズミかリスみたいなことをする猫たちです。携帯電話の充電器のコードはかみ切られるので要注意ですが、ほかの電化製品のコードは太いためか、大丈夫みたいです。段ボールなどもガジガジ。さくらは、私のすねもガジガジするので困ります。


三毛猫は珍しい!?

| |

背中の毛のはねがミンミンの特徴です

 ミンミンの点滴を始めてからどれくらいがたつでしょうか。最初は三毛の黒い部分が濃くなって、いかにも効いている、という感じだったのですが、最近は背中の毛を中心に黒も茶も薄くなっています。これは、背中に皮下点滴をしている影響だと思います。
 写真で、背中の毛が数本はね上がっているのがわかるでしょうか。このはねは子どものころからあります。右耳に小さな切れ込みがあるのと、鼻の黒ぽっちがあるのが、ミンミンの3大特徴です。
 ミンミンをキャリーバッグに入れて歩いていると、「珍しいね」と声をかけられることがあります。オスの三毛猫は数万匹に1匹の確率でしか生まれないといいますから、大変珍しく、伝説も多い。でも、ミンミンはメスです。三毛猫自体が数が少なく、珍しいのでしょうか。
 少し前の映画になりますが、カンニング竹山さんが主演した「ねこタクシー」に出てくる御子神さん役の猫は、その珍しいオスの三毛猫だそうです。映画の中ではオスであることは特に強調されていませんが、偶然の抜擢だったのでしょうか。ほのぼのとした、いい作品です。


私の知らないミンミン

| |

昼間はどこで何をしてるのでしょう…?

 ミンミンは未明に出て行ったきり帰ってこず、夕方6時ごろに帰ってきました。朝病院に連れて行く予定でしたが、戻ってこなかったので、夕方連れていきました。こんなに長い時間、いったいどこで何をしていたのでしょう。16年間もいっしょに暮らしていますが、実はミンミンについて知らないことも多いのです。
 病院で体重を測ったところ、3.35kgでした。前回よりも100g増えて、体重が戻ってきました。それは、喜ばしいことなのですが、家ではほとんど食べていないので、どこかで食べているとしか考えられません。外猫用に置いてあるフードを食べているのか、あるいは他の家でもらっているのか。
 10年以上前のことですが、ミンミンが若いころは、近所にミンミンが必ず立ち寄る老夫婦の家があり、その家のご主人に抱っこされるぐらい、ミンミンも懐いていました。人見知りするミンミンとしては珍しいことで、私もそのことを把握していました。しかし、その家は建て直され、今は知らない人が住んでいます。その方の縁者なのか、他人なのかは知りません。
 7~8年前には、ミンミンが帰ってくると男性用整髪剤と加齢臭が混じった匂いがすることが数度ありました。私の知らない人に抱っこされた可能性があります。
 ミンミンの外での生活はほんとに謎です。案外、日中はクーラーの効いた涼しい家で、その家の飼い猫のような顔をして昼寝してたりして…。名前もミンミンじゃなくて、別の名前で呼ばれてたりして…。


窓がひとりでに開く怪

| |

いろいろやってくれますね、さくらちん

脚立に上るさくら

 昨晩のこと、2階の踊り場にの窓が開いていることに気がつきました。自分で開けたのは覚えていますが、猫が外に出ないように、猫の顔の半分ぐらいを開けておいたはず。それが、人が一人入れるくらい大きく開いていました。おかしいな、とは思ったのですが、自分で大きく開けて忘れていたのだろうと思い直し、再び猫が出ないように少しだけ開けておきました。すると、数時間後、また大きく開いていたのです。
 室内には誰も入った形跡がないし、それに物音ひとつしませんでした。気持ち悪くなったので、全部閉めて鍵をかけました。これで、今度開いていたら、霊感の強い友達に電話して相談しようと、なかば本気で思いながら寝ました。
 今朝になっても窓は開いていませんでした。風を通すために再び窓を少し開けておいたところ、犯人がわかりました。
 しばらくして見ると、窓が大きく開いており、窓のへりにさくらがいました。2階のドアを猫が勝手に開けないように脚立が置いてあるのですが、多分この脚立から窓に移り、少し開いている窓を自分で大きく押し開けたのでしょう。さすがに飛び降りるのは怖かったのでしょうが、落ちなくてよかったです。それにしても、私の予想を超えた行動をしてくれる猫です。


2025年1月
« 4月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

カテゴリー

アーカイブ