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口数が多い猫

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外から帰ってきて1階の玄関ドアから中に入るミンミン

 仕事で忙しい時など、「あれ? ミンミンを外に出してきたっけ? 中に入れっぱなしだったかな」と記憶が定かではない時があります。ミンミンは外に出てもすぐに帰ってくる時もあるので、最終的に家を出る時どうだったかな、とわからなくなるときがあります。
 天気も安定してるし、きょうは早く帰れそうだから、と思って外に出しても、帰るのが遅くなったり、残業が徹夜になったり…。そんなとき、深夜や早朝に家に帰ると、ミンミンが2階の窓や、1階の玄関のドアの前で待っています。
 窓を開けてあげると、「ウウウ~、ウニャウニャウニャ、ニャニャニャ」と早口で何か言いながら入ってきます。きっと「あーっ、待った待った、待ちくたびれた。なにやってたんだよ、まったく」とかなんとか言っているのでしょう。
 もともとミンミンは口数が多く、朝外に出たい時も、えんえんと何か言っている時があるのですが、この時はまだ猫の鳴き声に近い。
 外で待たされた時のマシンガントークは感情がこもっていて、本当になにかしゃべっているみたいに聞こえます。

 


壊れた家電の宝庫

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カバーが外れてプロペラがむき出しになった扇風機は猫たちが興味を持って手を出すので、このままでは危険です

壊れた古いラジカセを冷蔵庫(黒)の扉の重石代わりに使っています

 うちには壊れた家電がたくさんあります。
 まず、冷蔵庫。扉についているゴムの部分がもうだめで、簡単に開いてしまいます。こういう扉はちびクロが開いて中のものを引っ張り出して遊んだりするので、扉の前に重石代わりのラジカセを置いてあります。このラジカセは、高校生の時に初めて買ったアイワ製のもの。予備校、大学を経て、現在に至るまで、ずっと私の手元にありますが、もう壊れていてラジオすら聴けません。今は冷蔵庫の扉の重石という役目だけを果たしています。冷蔵庫は就職した時に買ったので21年もの。ラジカセにいたっては、30年ものです。
 16年前に今のアパートに越した時に買った扇風機も去年、壊れました。外のカバーの設置部分が破損して、カバーが外れたままの状態で、プロペラがむき出しになっています。私だけだったらいいのですが、猫たちが興味を持って回転しているプロペラに手をつっこんだりしたら大変です。今年の夏はテープかひもでカバーをつけて使うしかないかな、と思っています。
 冷蔵庫も扇風機も一部の機能が壊れただけで、一応役目は果たします。音が出ないラジカセは家電としてはもう機能を果たしていませんが、重石としての新しい役目を得ています(昔の機械なので重くて、重石代わりとしては適しています)。何かしら役に立っているから捨てるに捨てられない。
 洗濯機も壊れていて、スタートボタンを押しても動きません。前はたまにスイッチを入れると動いたりしていたのですが、最近はウンともスンとも言わなくなりました。今はコインランドリーでしのいでいますが、こればかりは買いなおさなくてはならないかもしれません。洗濯機は比較的新しくて7、8年前に買ったものです。
 新しい洗濯機は奮発して乾燥機つきのものにしてみようか、とも思っているのですが、猫たちのかっこうの遊び場になりそうな予感がします。やめておいたほうがいいかもしれません。
 


湯加減を見る猫

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私がお風呂に入っていると、湯加減を見に来てくれるちびクロ

 うちの風呂場の入り口のドアは壊れており、どうせ一人暮らしだからと思って、開けたままにしてあります。
 ですから、猫たちも出入り自由です。
 ちびクロは私がお風呂に入っていると、必ず見に来ます。
 湯船に手を入れてお湯に触ったり、首を伸ばしてペチャペチャとお湯を飲んだりします。お湯の量が少なくて手が届かないと、なんとかお湯の表面に触ろうと手をせいいっぱい伸ばします。あれは何をしようとしているのでしょうか。私のかわりに湯加減を見てくれているのでしょうか。といっても、私はもう首まで湯につかっているわけで、その必要はないわけですが…。
 のんびり湯につかりながら、湯気の向こうに見えるちびクロの顔をながめるのはなかなかいいものです。
 以前にお湯をためている時に、お風呂のほうでバシャ~ンという大きな音がしました。行ってみると、さくらが湯の中に落っこちています。湯はほぼたまっていて、さくらは泳いだというよりは湯に浮かんで、水面を歩くようにして自力で出ました。背中は濡れていなかったので、バスタブのヘリを歩いて遊んでいて足を滑らせ、お腹から落ちたのでしょう。以前から、湯をためたり、私が湯につかっている時にバスタブのへりを歩いたりするので、落ちなきゃいいなぁ、とは思っていたのですが。
 それにしても、猫も泳げるんですね。泳げないにしても、体は浮くみたいです。
 ミンミンは最近はお風呂に来ませんが、小さいころはバスタブのへりに座って、私が入浴している間中、ずっと浴室にいました。とにかくどこにでもついてくる子で、トイレの中までついてくるような甘えん坊でしたから。
 猫が落ちると危ないので、うちではお風呂から出たらすぐに栓を抜いて水をぬくようにしています。

お風呂に落ちたことがあります。とりあえず泳げたけど…


何事もなかったかのように澄ましているちびクロ

 今朝起きてみると、またティッシュが箱から半分ぐらい出されて散らかっていました。昨夜寝る前にティッシュの箱を裏返して置くのを忘れたのです。私が寝ている間にトイレに起きたちびクロが遊んだのでしょう。
 これは怒ってもしょうがない。箱を裏返すのを忘れた私が悪いのだし。
 それにしても、もったいないのはティッシュ。この間も1箱ダメにしたばかりです。
 そこで考えました。何かいい手はないかと。これは、もう壁につるすしかないな、と気がつきました。うちではフードの入った袋をフックにかけてつるしてあります。3匹の猫たちは、健康状態や年齢によってみんなフードが違います。置きエサを止めて、決まった時間に与えるようにしたのですが、お腹が空くと私がいない間に勝手に袋を食い破って食べてしまします。それで空中につるすようになったのです。
 フードの袋を食い破るのは、どうもちびクロのようです。ちびクロには、ドアや棚の扉を開けるという特技もあります。流しの下のもの入れの扉を開けて中に入って遊んだり、中のものを出して散らかしたりするので、椅子や壊れたラジカセなどを重石代わりに扉の前に置いてあります。
 うちではフードやティッシュは空中につりさげてあるし、扉やドアの前には何かしら置いてあるしで、知らない人が見たら妙な光景だと思います。
 ちびクロは目が悪い反面、なんでもこじ開けてしまうという才能に恵まれています。
 ティッシュの軽さが好きみたいなので、時々丸めたティッシュを転がしてあげることにします。

空中につるしてあるフードの袋とティッシュの箱


携帯を落とす猫

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おっ! 携帯が置いてある

 炊事をしていると、後ろでゴトッという音。さくらが、またテーブルに置いてあった携帯電話を床に落としたのです。
 携帯電話を机やテーブルに置いておくと、必ず手でかいて落とします。
 以前にさくらやちびクロが自分の食べているごはんの入った皿や、私が食べている納豆の入ったお椀を手でかいて隠そうとする、という話を書きました。匂いのするものを隠そうとしているのだと思うのですが、携帯は匂いがしません。
 あるいは、匂いは関係なく、手ごろな大きさのものはとりあえず手でかいて転がしてみたくなるのでしょうか。でも携帯は転がりません。それぐらい猫にだって分かると思うのですが。
 不思議です。携帯が壊れないか心配です。

よーし。もうちょいで落ちるぞー。って困るなあ(+_+)


ちびクロは8の字派で、さくらはガリガリ派

 あなたは猫につまずいて転びそうになったことはありませんか。
 ちびクロがニャッニャッと言いながら激しく8の字に歩き、歩く私の足にまとわりつきます。思わず足をとられそうになり、転びそうになることもあります。ごはんをあげると収まる時もありますが、お腹もすいていないのに8の字歩きで、盛んに鳴く時もあります。こんな時は、抱っこしてあげると収まります。発作的に寂しくなるのかなぁ。急に激しく鳴いて、まとわりつきます。
 さくらは、ごはんがほしい時や、かまってほしい時は、爪をとぐ時みたいに、わたしのズボンをガリガリします。
 ミンミンはごはんがほしい時は8の字、甘えたい、外に出たいといった要求の時はガリガリします(最近は8の字はしません。あまりお腹が空かないのかな)。
 外にいるノラ兄弟姉妹の中で、一番体の小さいメスが、よく鳴いてよってきます。ごはんがなくなったのかな? と思って見てみると、まだたっぷり皿に残っています。おそらく、家猫の本能として、人間に甘えたい気持ちもあるのでしょう。でも、近づくと逃げていきます。抱っこできるぐらいなら、うちの家族として飼いたいのですが。避妊手術の時に捕獲しましたが、ケージの中で心底怯えていました。ノラとして生まれ育った子はこのへんが難しいですね。


取材で出会った猫たち

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あるお寺の本堂の前で日向ぼっこしていた猫

首輪があるので、飼い猫さんですね。2匹で来ていました。お寺で遊んでたのかな?

 今回の旧関宿町の寺社めぐりの取材で、寺社で出会った猫たちを紹介しようと思ったのですが、実のところあまり出会うことがありませんでした。
 市川市編の取材で歩いた時は、ずいぶんいろんな寺社で猫たちを見かけたのですが。
 市川市では、特に行徳でよく見かけました。
 漁村や海の近くには猫が多いというイメージがあります。
 市川市で実際に漁業をしている方がどれくらいいるか知りませんが、江戸時代には魚で身を立てていた人が多かったのではないでしょうか。漁師でなくとも、銚子であがった魚を陸送した「鮮魚(なま)街道」でもにぎわった町です。
 そのころの名残で猫が多かったのでしょうか。
 ※「東葛の寺社めぐり」市川市編は、松戸よみうりのホームページを開き、「まち歩き」のバナーをクリックするとご覧になれます。


やっぱり布団が好き

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さくらとちびクロも布団の上で寝るのが好きみたいです

 旧関宿町の寺社をめぐる取材は、きょうで終わりました。今までの経験から4~5日はかかるだろうと予想していただけに、ちょっと意外です。雨にたたられ、木曜は自転車を川間駅にもっていっただけ。天気が回復する金曜から日曜までの3日間で終わるかどうか…、と考えていたので、うれしい誤算です。
 考えてみれば、冬場に取材するのとは違い、今なら朝4時過ぎから夕方7時近くまで明るい。晴れていれば稼働時間は冬の一番暗い時期の倍はあります。つまり、気合を入れれば、冬の2日分を1日で回ることができる。
 木曜日、取材が終わった後も仕事があったため、帰宅は翌日深夜2時。4時に寝て5時に起きました。きょうも帰宅が1時になり、3時に寝て、6時に起きるはずが、さすがに起きられず、7時に起きました。
 いつもは3匹の猫たちと寝ているのですが、この短い睡眠時間の中で熟睡したいと思い、さくらとちびクロは寝室に入れませんでした。
 ミンミンは私の右肩のあたりから布団に入り、180度回転して、私の右肩から二の腕のあたりに顎(あご)を乗せて寝ます。つまり、私は体育の時間の「休め」の姿勢を布団の中で作って寝ているわけです。寝返りを打つ時は両腕でミンミンを抱きしめるような格好で寝ています。寝ている時にいつもミンミンの顔が隣にある、というのは最高ですね。特に瞳は横から見ると水晶玉のように透き通っていて、きれいです。
 さくらとちびクロ、特にさくらがいると、寝ているミンミンにちょっかいを出したり、寝る前に布団の周りを走り回ってみたりと、なにかと騒がしいのです。
 というわけで、二人ともこの2日間は寝室に入っていません。
 私が外出するときは、ミンミンに寝室で静かな時間を過ごさせるため、さくらとちびクロは締め出されます。二人が寝室に入れるのは、基本的に夜私が寝るときだけです。たまにミンミンが外に遊びにいっている間に二人を寝室に入れてあげると、布団の中(暖かい日は布団の上)で気持ちよさそうに昼寝しています。やっぱり、布団がいいんですかねぇ。
 1階にもさくらとちびクロのために布団をしけばいいのですが、前にも書いたように、さくらには布の上でトイレをしてしまう、変なクセがあります。私の布団にも何度かされました。それで、私が用意した新聞紙を中にしいた段ボール箱や、二人が勝手に引っ張り出してきたレジ袋の束を布団代わりにして寝ています。
 ちびクロは変なトイレのクセがないし、ミンミンにもさくらほどしつこくはちょっかいを出しません。
 ちびクロは寝室に入れても大丈夫かな、と思ったのですが、さくらが一人になるのもかわいそうです。それで、ちびクロも1階で過ごしてもらいました。ちょっと貧乏くじですね。
 きょうからは、普通に睡眠時間がとれますので、4人いっしょに寝ます。
 
 


あるお寺で出会った猫。目の調子が悪そう。交通事故には気を付けてね

 きょうから本格的に「東葛の寺社めぐり」旧関宿町編の取材を始めました。
 今までに歩いた町は、松戸市、流山市、旧野田市(合併前の野田市部分)、安孫子市、鎌ヶ谷市、市川市。残るは柏市と今回の旧関宿町。それと、船橋市は「東葛」には入りませんが、面白そうなので歩くかもしれません。
 いつも取材で使っているのは自転車。見知らぬ土地で寺社を探すには便利です。駐車スペースを気にしなくてもいいし、車やバイクだと、スピードが速すぎて見落としが多くなります。
 自転車でいろんな町を走っていて、いつもドキリとするのは、路上に落ちている壊れた段ボール箱などのゴミ。遠くから見ると猫に見えてしまって…。きょうは大丈夫でしたが、きのうは猫かと思ったら、タヌキさんが無残な姿になっていました。
 旧関宿町は左右を江戸川と利根川に挟まれた、先がとがった半島のような形をしています。江戸川河川敷ではグライダーが滑空し、県道を走っていると、道沿いに牛舎が並び、牛糞の香ばしい匂いがします。九州の山の中で育った私には、牛糞や馬糞の匂いは懐かしい匂いです。草食動物のフンというのは臭くありません。臭いのは肉を食べる動物のフンです。
 きょうは田植えをしている農家の方の姿も見られました。カエルのコーラスにも懐かしさを覚えました。いつの間にか、ずいぶん季節感のない生活をしていたんですね。
 そんなのどかな風景を見ながら、ふと「ここだったら、猫が飼いやすいかな」などと考えてしまいます。猫好きの習性かもしれません。
 でも、よくよく考えてみると、近くには県道がある。交通量は松戸ほど多くないにしても、関宿は真っ直ぐな道が多く、車がスピードを出している。自転車で走っていても、それは肌で感じました。猫には、かなり危険です。
 私が今住んでいるアパートの周辺は住宅街で、車はかなりの低速で走ります。16年住んでいますが、うちの周りで交通事故に遭った猫を見たことがありません。
 写真の猫は利根川の近くの寺院にいた猫ちゃんです。お寺の方が猫好きなのか、ほかにも数匹いました。緑が多く環境のよさそうな場所なのですが、近くには幹線道路となっている県道があります。そこまで歩いて行って事故に遭わないとも限りません。
 うちはミンミンが外に出ます。将来引っ越すなら、外にいるノラ兄弟姉妹も連れて、と思っています。
 緑が多くて田舎なら安全とは限りません。猫にとって本当に安全な場所を探すのはなかなか難しいですね。
 
 


食後に仲良く昼寝するさくらとちびクロ

 我が家の猫たちは3人とも別々のフードを食べています。
 ミンミンはアイムスの7才以上の老猫用、ちびクロは1~6歳の成猫用。
 さくらは膀胱に石ができたので、病院からもらったフードを食べています。そろそろ1か月になるので、また検査してフードの効果を見なければなりません。
 3人ともフードが違うということになると、食べさせるほうには、ちょっと悩ましい問題です。
 まず、置きエサにはできない。勝手に別の猫が食べてしまいます。
 ミンミンはきのう書いたように食が細くなっているので、なるべく2階の部屋で一人の時間を長くして、置きエサで食べたい時にいつでも食べられるようにしています。
 問題は1階にいつも一緒にいるさくらとちびクロ。
 どうして猫って他人の皿が気になるのでしょう。自分の皿にまだフードが残っているのに、他人の皿のフードを食べたがります。ちびクロはわりと行儀よく自分の皿のフードを熱心に食べているのですが、さくらはちょっと目を離すと、ちびクロの皿に首をつっこんで、一緒に食べようとします。他人の皿はおいしく見えるのでしょうか。
 それで、二人が食べている時は、じっと監視していなくてはなりません。
 ここで一工夫。1回にあげるフードを5~10つぶくらいにして、こまめにあげることにしました。
 これなら、残さず食べきるので、長く監視していなくても済みます。二人ともまだ食べたそうにしていれば、さらに5つぶぐらいをあげます。たいていこの辺で満足して皿を離れます。お皿は棚の中にすぐに片づけてしまいます。
 猫は目の前に皿を置いても、すぐには食べてくれない。だからエサを分けるのが難しいというのが悩みでしたが、最近は二人ともお腹を空かして待っているので、すぐに食べてくれます。ちょっと新しい発見をしたようで、うれしいです。
 亡くなったかえではエイズキャリアーだったので、医師から食器を他の猫と分けるように言われていました。でも、どうしても他の猫が首をつっこんだりして、悩ましかった。この方法ならうまくいったかもしれないと、いまさらのように思います(エイズは同じ食器を使ったくらいでは感染しない、と言う方もいます)。


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