自宅で皮下点滴を受けるミンミン

 きょうは一日中小雨が断続的に降る肌寒い一日でした。
 ミンミンも珍しく日中に帰宅し、ずっと寝ていました。寝に帰ってきたんですね。
 さくらとちびクロもあまりミンミンにちょっかいを出すこともなく寝ていました。雨の日の猫は無性に眠いということを本で読んだことがあります。理由は覚えていませんが、気圧が関係しているのかもしれません。
 そもそも、ミンミンは老猫なので睡眠時間は若い猫より長いと思われます。外に出ている時も、どこかで寝ているはずです。歩き回っているとは思えません。こないだ、ミンミンが帰ってきたときに、窓がしまっていました。すると、ミンミンは窓の下の駐車場の屋根の上で丸くなって寝ていました。名前を呼んでも起きませんでした。熟睡していたのでしょう。
 今、寝ていたミンミンを起こして点滴をしたところです。点滴は背中の皮と肉の間に液を入れるのですが、ミンミンは数か月病院で点滴をしている間に、液が入る隙間が背中にできているようです。以前にクロにやった時よりも、すんなりと針が入ります。
 一人暮らしでの自宅点滴には不安がありました。全ての作業を一人でやらなくてはならないので、嫌がられたら一苦労です。今のところ、針を刺す時も大人しくしてくれているので助かります。液が入り始めると違和感があるのか、立って歩き回ろうとするので、体を抑えておかなければなりませんが…。


さくらのお腹に顔をうずめるようにして眠るちびクロ

 きょうはクーラーなしでも室温26度。暑かった一昨日よりも10度以上も下がっています。
 ちびクロがさくらのお腹に顔をうずめるようにして寝ていました。
 猫は気温に敏感ですね。その仕草を見ていると、温度計を見るまでもなく、きょうが涼しいことがよくわかります。こんなにひっついて寝ているのを見るのも久しぶりです。
 猫のお腹の写真を掲載すると、「顔をうずめてみたい」とか「モフモフしたい」といったメッセージをいただくことがありますが、きょうはちびクロがやっています(笑)。
 


猫と時間

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猫の1日は人間の1日より長いのかも…

 週末から涼しくなるかと思い、ちょっとうれしかったのですが、きょうは朝から嵐のような天気。朝なのに空は真っ暗です。
 ところで、子どもだったころ、時間はとてもゆっくりと流れていました。学校の1時間の授業(多分、45分くらいだったと思いますが)がとても長く感じられました。1日だってとても長かった。1年ともなると、はるか未来のように感じられ、大人になる20年、30年後となると、想像もできないほどの未来でした。ところが今は、1時間はあっという間。1日も1年も大した長さには感じられません。もっと歳をとれば、もっと時間が経つのは早くなっていくのでしょう。
 つまり、人間は一生の中で時間の速さが変化するんですね。
 これは、体の新陳代謝が関係していると聞いたことがあります。成長が速く、細胞分裂が活発な子どものころは時間がゆっくり流れ、成長が止まり、細胞分裂がゆるやかになってくる大人になると時間は速く流れる。
 猫は人間の数倍の速さで成長し、年老いていきます。だいたい20年生きるとして、人間の90歳から100歳くらいでしょうか。
 人間から見ると、猫の一生は短く感じられますが、猫にとっては1日がとても長く、1年は気が遠くなるくらい長い時間に感じられるのかもしれません。
 オオスズメバチの一生を描いた「風の中のマリア」という百田尚樹さんの小説があります。昆虫界最強のハンター、オオスズメバチの働き蜂として生まれたマリアの波乱に満ちた一生が描かれますが、その生涯はひと夏だけ。しかしその生涯は私たちのそれと同じくらい、いやそれ以上に中身の濃いものです。昆虫にとっての1分1秒は、私たちが感じるよりもっと長く密度の濃いものなのかもしれません。
 反対に、人間より長生きする樹木の時間はどうなのでしょう。ひょっとすると数千年を生きる屋久島の縄文杉にとっては、1年はほんの短い一瞬なのかもしれません。つまり、太古の昔から今までは大した時間ではないように感じているのではないでしょうか。
 人間は数十年の一生の中で結果を出そうとします。そのためには、破壊的な開発もいとわない。縄文杉からすると、なにをそんなに急いで無謀なことを、と感じられるかもしれません。
 人間より短い一生を生きる猫は結果など求めずに寝て過ごしています。だから私たちは猫の寝姿に、こんなにも惹かれるのかもしれません。 
  


ミンミン、さくら、ちびクロもみんな元気でよかったです

 知りませんでした。
 猫にとってユリは猛毒だそうで、葉をかじったり、体についた花粉をなめたりすると中毒症状を起こし、最悪の場合死亡することもあるそうです。花瓶の水も有害だとか。治療が早くて命が助かっても、肝臓や腎臓などに後遺症が残るそうです。
 先日ブログに掲載した仏壇の写真にユリの花が写っていて、mixiのネコミクさんからメッセージが来て教えてもらいました。
 添付されていたページを見ると、そのほかにも様々な草花が有害で、とても覚えきれないくらいです。
 基本的に猫のいる家では生花は飾らないほうが無難のようですね。

http://www.nekohonpo.jp/Column/yugai.html
http://www.nekohon.jp/neko/donteatplants.html
http://okwave.jp/qa/q2386376.html

 仏壇に飾ってあった花はまだ新しく、捨てるのももったいなかったので、知人に差し上げました。
 ミンミン、さくら、ちびクロの様子を見ても、今のところ大丈夫のようです。
 クロが亡くなって、折に触れ仏壇に花を飾りました。薬を入れると生花も長持ちし、つぼみも花開きます。ユリも何度も飾りました。亡くなったかえでに影響がなかったならいいのですが…。さくらが、枯れた葉をガジガジかんでいることがありましたので、ちょっと心配です。
 ミンミンは外に出るので雑草を食べていると思います。雑草は大丈夫なのでしょうか。それとも外に出る猫は経験上、食べられる植物を知っているのでしょうか。

 このネコミクさんのメッセージには、アロマオイルや香水も猫には悪い影響を与えるものが多いという情報も記されていましたので、参考のページを添付します。

http://neko-to-kurasu.at.webry.info/200807/article_1.html
http://pikipikiculcul.blog129.fc2.com/blog-entry-70.html


我が家の仏壇。大きい骨壺がかえでで、小さい骨壺がクロ。体の大きさは逆でした

春に三回忌を迎えたクロ。ミンミンのことが好きでした

 お盆ですね。我が家でも、3年前の春に亡くなったクロと、昨年暮れに亡くなった、かえでを迎えました。
 クロは迷い込んできたオスの黒猫で年齢は不詳。うちには3年いました。かえでは、道の上で動けないくらい衰弱していた子猫を私が拾いました。キジトラのメス。エイズキャリアで2歳半という短い命でした。
 クロが亡くなってから、私の机の上は手作りの仏壇になっています。
 小さい骨壺がクロで、一回り大きい骨壺がかえでです。実際の体の大きさは逆で、クロは太めの立派な体をしていましたが、かえでは食も細くてずっと痩せていました。火葬にした時に、かえでの長い脚の骨がしっかり残っていて、骨壺が大きくなったのです。うちの猫たちの中で一番小さく、そして若くして逝ったかえでが、「私のこと忘れないでね」と言っているような気がします。
 かえでは、写真もあまり撮っていなくて遺影の写真もいいものがありませんでした。長い間皮膚病に苦しめられ、最期は毛も抜けて、痩せ細っていましたので、私もカメラを向ける気がしませんでした。
 昼間は外出しているミンミンも夜は帰ってきます。そして、自分の皿からではなく、なぜか仏前にそなえてあるフードを食べます。
 クロは大好きだったミンミンが近くに来てくれて、喜んでいるかもしれませんが…。

ミンミンとちびクロに囲まれて眠るかえで(真ん中)。今思えばこのころが一番体調も安定していて幸せなひと時でした


 


姉妹仲良く昼寝するさくらとちびクロ

 初めて猫を飼ったのは、私が高校1年生の時。
 私は猫のことを“友達”のように思っていました。学校生活には今一つなじめないものを感じていましたので、初めての猫の存在は大きかったと思います。
 福岡での2年間の浪人生活を経て東京の大学へ、そして就職し、再び猫を飼えるようになったのは、今のアパートに引っ越してきた16年前です。
 高校の頃と違うのは、猫の存在が“子供”のように感じられるようになったことです。
 思えば、高校の頃は私も猫も両親によって養育されていたわけで、それが“友達”という感覚を生んだのかもしれません。親によって同じように護られている存在として、同じ立場にいた。横の関係だった。
 これが、16年前に猫と再び暮らすようになってからは、縦の関係、つまり私が保護する立場になってしまった(「猫のためにも簡単には失業できないゾ」とも思ったし)。この関係の変化を少しさびしく感じました。
 親というのは安心して甘えられる存在です。親でなくとも、例えば私の場合なら、先日亡くなったばあちゃんが、無条件に甘えられる存在でした。
 今、猫たちは私に安心して甘えています。こんなところからも、猫との関係を親子のように感じてしまうのでしょう。

点滴も終わって眠るミンミン


猫はエアコンが苦手

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エアコンのない部屋で寝たがるさくらとちびクロ

 いやぁ、暑いですね。このまま秋になってくれるのでは、と思っていたら、ちょっと甘かった。私は自転車での移動なので、昼間はクラクラすることがあります。
 家でもさすがにエアコンを使っています。おそらく今が今年の暑さのピークだと思われますが、東京電力管内ではまだ余裕があるようで、電力がひっ迫している東北電力管内に融通しています。春ごろから一部の専門家の人たちはテレビなどで東電の発電能力には余裕があるはずだと話していましたが、どうやら本当だったのですね。
 ミンミンは昼間は全く帰ってきませんので、どこでどうしているのかはわかりませんが、さくらとちびクロはエアコンのある部屋に来るものと思いきや、たいがいエアコンのない部屋で寝ています。たまに私のところに来て、私の様子を見ていきますが、ほどなくエアコンのない1階に戻ってしまいます。
 どうも猫はエアコンがあまり好きではないようですね。人間にとっての気持ちいいと猫の気持ちいいは、だいぶ違うみたいです。
 そもそもこのエアコンは体が弱かった、かえでが日中2階にいるので設置したものです。2階は日中エアコンがないと40度を超えます。でも、一日中エアコンのきいた部屋にいたかえでは、実はあまり快適ではなかったのかもしれない、と今更のように考えています。


夜、窓のヘリから外を見ているミンミン

 きのうブログを書いてから1時間ほどしてミンミンが帰ってきました。
 夜のうちに点滴をしてみましたが、やはり家の中は落ち着くのか、思ったよりも苦労はなく、すんなりと終わりました。針がうまく入ればひと安心で、あとはミンミンが動かないように注意するだけです。
 今までは週に2回病院に通っていましたが、これからは輸液の量を少し少なくして1日置きにするように先生から言われました。このほうがミンミンの体にも負担がなくていいかもしれません。
 朝になると病院に連れて行かれる気がするのか外に出て行ってしまうのは相変わらずですが、そのうちその恐怖感もなくなるかもしれません。やはり、家での点滴に変えてよかったなぁ、と思います。
 点滴を家でやるのは初めてではなく、3年前の春に亡くなったクロが毎日家で点滴していました。クロは健康診断で腎臓が悪いことが分かってからわずか10日ほどで天国に行ってしまいました。この時のことがあったので、ミンミンが慢性腎不全になった時は絶望的な気持ちになりましたが、今のところ気力も体力もそれほど減退していないように見えます。腎臓が悪いのが早めにわかって、点滴を早く始められたのがよかったのかもしれません。
 ミンミンのことが好きだったクロのご加護か、ミンミンの運がいいのか。今度のお盆でクロは3回目、昨年暮れに逝った、かえでは新盆を迎えます。


ミンミンはやく帰ってきなよ。病院には行かないから

 ミンミンが帰ってきません。やっぱり病院に行くのが嫌なんですね。
 最近は暗いうちに出て行って暗くならないと帰りません。きょうはもうとっぷり暮れているんですが、まだ帰ってきません。病院は7時まで。やっぱり、そんなことも考えているんでしょうか。
 きょう家でも点滴ができるように、点滴セットを病院でもらいました。ビタミン剤は家では投与できないとのことで、輸液だけになりますが。
 猫友さんからビタミン入りの点滴もあると聞いたのですが、通っている病院ではないようです。経口薬の栄養剤で対応しようと思います。
 ミンミンはそのうち帰ってくるでしょが、家で点滴して、家に帰るのも嫌になったら困るなぁ、と思っています。


猫もアリは苦手!?

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やはり外猫の目は鋭い。耳の先端の切れ込みは手術済みの印です

ごはんを食べる外猫たち

外猫のごはんを食べに現れたミンミン

 外猫たちがごはんを食べているところを写真に撮ってみました。あまり近くで見ていると寄ってこないので、少し離れてカメラを構えました。そこへ現れたのがミンミン。外猫3匹が食べ終わるのを待っています。やっぱり、外猫たちのごはんを食べていたんですね。
 外猫たちを撮影して、改めてその写真を見て思うのは、やはり目が鋭いということ。さくらやちびクロの目とは違います。この時は私が近くにいたので、警戒しています。
 外猫たちの耳の先端が切れていますが、これはボランティアの人の薦めで、避妊去勢手術をした印に、手術の後に病院でつけたものです。私もそんな印があるとは知りませんでした。
 以前は大きな入れ物にフードをいっぱい入れておきましたが、あまり食べなくなりました。見るとアリがいっぱいたかっていました。アリがいると食べないのでしょうか。苦いのかな? それで、今では1日食べ切りの小さな皿に変えてあります。

外猫のごはんを食べるミンミン


 


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