お尻を見せて箱の中に入るちびクロ

“小さなおうち”から、ちびクロのしっぽが見えています

 さくらとちびクロが寝ている段ボール箱の隣にもう一つ段ボール箱が置いてあります。
 この段ボール箱の中にもボロきれが敷いてありますが、ちびクロはこの中によく入っています。
 屋根付き、洞穴型で猫が好みそうな形状。きっと猫たちが気に入るだろうと思って置いたのですが、さくらはなぜか入りません。それで、ちびクロ専用の家のようになっています。
 猫にもそれぞれお気に入りの場所があるんですね。
 屋根…というか、箱の上になっている部分でも、さくらががよく寝ているので、体重で箱がつぶれそうになっています。

ちびクロはこの箱の中に入るのが好き

さくらの体重で箱がつぶれそう…(^_^;)


久しぶりの公園散歩に興奮気味のさくら

一匹の蟻んこに興味を持って手を出すさくら

 きのうの夕方、さくらを連れて近くの公園に散歩に行きました。
 ちびクロも連れていこうかと思ったのですが、自転車の前かごに乗せた途端、キュンキュンと不安そうな声で鳴くので、やめました。やっぱり、ちびクロには無理ですね(部屋に一人戻しても、キュンキュン鳴いていましたが)。
 夕方の公園には、近くの学童保育所の子どもたちが元気に遊んでいたり、学校帰りの女子高生が二人、ベンチで語らっていたりしました。こんななかに、中年男が一人、(いや、よく見てもらえれば、一人と一匹なんですが)というのは、きょうび警戒される対象で、若干の視線と居心地の悪さを感じます(自意識過剰かもしれませんが)。
 さくらは、久しぶりの散歩に興奮気味。最初はちょっと緊張していたみたいですが、慣れてくるとしっぽをふくらませて木に登ったり、茂みに入ろうとしたり、虫をおいかけたりしていました。
 でも、こういうのは私の自己満足的なものもあるのでしょうね。ひもがついているので、さくらは自由に動けるわけではありません。中途半端だなぁ、とか思います。もっと自由に遊ばせられる散歩の方法はないものかと考えてしまいます。日課として毎日散歩に連れていけるほど時間の余裕もないし。この点でも中途半端ですよね。
 防災無線の「歌の町」が終わると、子どもたちや女子高生は帰り、公園は貸切状態。昼間は蒸し暑かったのですが、夕闇が迫る中、涼風が吹いています。
 私はベンチに腰掛け、水筒に入れて持ってきたコーヒーを飲みました。
 さくらは、雑草をくちゃくちゃやったりしていましたが、放射能は大丈夫だろうか、と日ごろはあまり気にしていないことなのですが、そんなことが頭をよぎります。動物は人間より強いから大丈夫かな。
 さくらは散歩から帰ると、興奮して疲れたのか、体をなめた後で、うたた寝をしていました。


朝、段ボール箱の中で目覚めたさくらとちびクロ

 さくらのおねしょぐせが直らないので、暖かくなってからは、さくらとちびクロはボロきれを敷き詰めた段ボール箱の中で寝ています。
 猫というのは本来夜行性で、夜にこそ活発に活動するものだと思うのですが、人間と暮らす猫たちは人間の生活パターンに合わせて、夜はちゃんと寝るようです。
 私が残業で深夜に帰宅すると、ちゃんと起きて出迎えてくれますが、昨日のように私が普通に家にいる時は私が寝てしばらくすると、自分たちも段ボール箱の中で寝ているみたいです。トイレに起きた時にそっと覗いてみると、二人仲良く段ボール箱の中で寝ています。
 私の膝の上にいる確率が一番高いのはちびクロで、昨日も私がキッチンでパソコンを開いていると、いつの間にか膝の上に来ていました。ちびクロの体をなでていて、ふと、気づいたのですが、どうもちびクロがほのかに臭う。さくらが段ボールのボロきれの上におねしょをして、その上に二人とも寝ていたみたいなのです。
 さくらとちびクロは臭いと思わないのかな?
 早速、このために購入したといってもいい洗濯機で洗濯しました。今の季節なら、数時間も外に干しておけば乾くでしょう。
 実を言うと、私が寝ている掛布団にも以前にさくらがおねしょをしてしまい(あのフワフワした感じが好きなのか、さくらは必ず敷布団ではなく、掛布団におしっこをします)、少し臭うのです。近くのコインランドリーに行けば丸洗いできるのですが、まだやっていません。掛布団なので、寝ている間に臭うというわけではありません。その場所に鼻を近づけないとわかりません。気にならなくはないのですが、どこか慣れてしまっているところもあって…。実は、ものすごく汚いなぁ、という感じもしていないんですよね。猫バカ、いや親バカだから、でしょうか。
 
 


登頂ルートを探せ!

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いつの間にか棚の一番上で寝ていたさくら。この後下り方がわからずに困っていました(^_^;)

さくらが座っているのが冷蔵庫。テレビがなくなって棚への足場がなくなりました。洗濯機は棚の反対側にあります

 新しい洗濯機が来て、きのうは壊れた大きなテレビを洗濯機を買った同じリサイクルショップに廃品として出しました。
 テレビと洗濯機の間には木造の棚があり、さくらとちびクロはこの棚の一番上に乗るのが好きです。“猫タワー”みたいなものですね。さくらはこの棚でよく爪をといでいますが、安物ですから全然かまいません。
 大きなテレビは小さな冷蔵庫の上に置いてあり、この冷蔵庫とテレビを足場にして猫たちは棚に登っていました。
 テレビを廃品に出す2日前に棚の位置と向きを少しだけ変えたので、この時点でもうテレビを足場に使えませんでした。早速、好奇心の強いさくらが、棚の右から左からアプローチ。“登頂ルート”を探していましたが、なかなか見つからないようでした。
 夜になって、ふと見ると、棚のてっぺんで、さくらが寝ていました。登るところを見ませんでしたが、おそらく洗濯機の上から棚の柱をよじ登ったのでしょう。しかし、今度は下り方が分からなかったみたいで、次に見た時は、逆さに棚の柱にしがみついて、ずり落ちそうになっていたので、抱いて助けました。棚は、私の身長より高く、180cmくらいあります。
 さくらはそのうち慣れるでしょうが、足場がなくなって、ちびクロはどうするでしょう。ちびクロは目が悪いので、足場を確かめるようにしながら登り下りします。子どものころから、できないなりになんでもさくらの真似をしたがる子でした。今回も棚の下の方で右往左往していましたが、無理はしません。もっと棚に登ることに固執するかなぁ、と思っていたのですが、あまり気にしていない様子。いや、気にしないようにしているのかもしれません。できないことにはこだわらない。目に障害のあるちびクロの処世術なのかもしれません。

棚の下のほうで右往左往している、ちびクロ


「働くおじさんはかっこいいニャー。ゴミ収集車の音がたまらないんだよニャー」

働くおじさんに見入るさくら

 うちのアパートの前にゴミ集積場があり、さくらはここに来るゴミ収集車で作業をするおじさんの姿を見るのが大好きです。トラックが止まる音がすると、窓際に駆け寄り、一心に見ています。
 きょうは資源ごみの日。8時くらいに軽トラックでゴミ泥棒が来て、金目のアルミ缶などを持っていきます。これにはあまり反応しません。トラックが小さいからでしょうか。
 9時くらいに松戸市委託の正規のトラックが来て、ビン缶類を持っていきます。これがメインイベントです。ゴミ収集車の迫力のある音に加えて、ビン缶が投げ込まれる、ガチャンという音。働くおじさんたちも堂々としています。さくらは爆音とともに走り去るゴミ収集車を、名残惜しそうに目で追いかけます。
 私はこのへんで会社に出かけてしまいますが、この後、衣類・紙類の収集車も来ます。きょうは偶然、読売新聞の委託業者による古紙回収も重なっています。資源ごみの日は、さくらにとって楽しみが多いのです。
 トラックほどではありませんが、郵便配達の人、新聞の配達と集金の人など、うちの玄関前に来る人には興味を示して見ています。
 うちの近くには小学校や幼稚園があり、にぎやかに下校する小学生や、先生に連れられて集団で散歩する園児たちもよく通ります。窓際のさくらに気がつく子どもたちもいて、「猫ちゃん、猫ちゃん」とささやきあっています。
 今朝、私がゴミ出しをするときに、さくらに散歩用のひもをつけて、家のまえにつないでおきました。少しの時間でしたが、さくらは通勤通学で通る人や、ゴミを出しに来る人を興味津々で見ていました。

今朝、ゴミ出しの時に、ちょっとだけ外に出しました。通勤通学で通る人などを興味深げに見ていました


パソコンのマウスを手でかいて床に落とそうとするちびクロ

 家でパソコンを開いていると、何かと猫が来て邪魔をします。
 いったん興味を持つと、私の指先の動きをずっと見ていて、自分も手を出したり、キーボードの上を歩こうとしたり。ちびクロはよく、マウスを手でかいて床に落としてしまいます。猫としてはやっぱり、マウス(ネズミ)が気になるのでしょうか。
 パソコンを開いているキッチンのテーブルの上には、コーヒーメーカーがあり、こちらも猫の気をひきます。コーヒーを淹れる時の強い香りのために、メーカーごと手でかいて隠そうとします。コーヒーメーカーを倒してしまうのではないかと、ヒヤヒヤします。
 私はパソコンを開くとき、よくラジオを聴いています。モデムからの電波のせいか、インターネットにつないでいるとラジオの入りが悪くなるので、ラジコで聴いています。
 コーヒーを淹れるために席を外すと猫がキーボードにいたずらするので、パソコンのふたを閉め気味にします。完全に閉めてしまうとスリープ状態になり、ラジコが聴こえなくなってしまうので、ちょっとだけ開けておきます。
 昨日も夕方から福山雅治のトーキングFMを聴いていて、突然、福山さんの声が苦しそうにくぐもったかと思うと、プツリ。見ると、さくらがパソコンの上に座って、パソコンのふたが完全に閉まっていました。
 モデムのケーブルの長さの関係で、1階のキッチンでパソコンを開くのが一番いいのですが、無線にして2階で開こうかな、と考えています。月々の料金が少し上がってしまいますが、ミンミンはパソコンにいたずらしないので。

私がパソコンを開いていると、なにかといたずらをする、さくらとちびクロ


ミンミンの朝帰り

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無事ご帰還のミンミン

 きのう病院から帰って、お昼ぐらいにミンミンを外に出しました。ところが、日付が変わる時刻になっても帰ってきません。
 ミンミンはきのう、病院で点滴のほかに、5種混合ワクチンの注射も打ちました。医師から「きょう、明日は安静にしてください」と言われたのですが、病院に行く前から外に行きたがっていたし、帰ってからも外に行きたいと鳴くので、かわいそうになって、「まあ、すぐ帰ってくるだろう」と思って、外に出したのです。
 ひよっとして、注射のせいで具合が悪くなって、帰れなくなって、どこかでうずくまっているのではないか、そんな絵が頭に浮かび、眠れません。外を探してみたのですが、返事もない。しょうがなく、部屋の整理をしながら、ミンミンの帰りを待つことにしました。何かしていたほうが、気がまぎれるので。
 先日、このブログに書いたように、洗濯機を買ったのです。リサイクルショップで、東芝、6kg、2009年製、1万9千円。悪くない買い物だと思います。壊れた洗濯機に比べて、すごく立派です。洗濯機が新しくなったので、その周辺も衣替えすることにしました。
 深夜のかたずけの途中で何度か外に出てみたのですが、住宅街はシンと静まり返るばかりで、物音ひとつしません。
 「リンリン…」という、聞きなれた鈴の音がかすかに聞こえたのは、夜明け前の4時ごろ。絶対にミンミンだと思い、名前を呼びながら周りを見ていると、アパートの門の影からミンミンが顔を出しました。すぐにスリスリしてくるかと思いきや、近づくと微妙な距離を開けて逃げます。外で会うとたいていこうなのですが、すきを見て抱き上げました。
 とりあえず、肝臓の薬を飲ませ、栄養剤をなめさせました。特に疲れている様子はなく…、それどころか、帰ってきたばかりなのに、ニャンニャン鳴いて、また外に出たがっています。よほど面白いことがあるのでしょうか。
 さすがに外に出す気にはなれず、私はまだ途中だった掃除を続け、ミンミンは放っておきました。
 休みの日なのに、期せずして徹夜になってしまい、朝風呂に入って寝ようとした頃、ミンミンも布団にもぐって眠っていました。いつの間にかフードも全部食べているし、私の心配をよそに、意外と元気なようです。
 めったにこんなことはないのですが…。週2回の病院通い、朝もなかなか外に出してもらえなかったりして、たまには外で羽を伸ばしてみたくなったのでしょうか。入院患者が夜遊びをして、朝帰りする姿に似てるなぁ、などと思いました。 
 


薬をあげるためにエリザベスカラーをしたミンミン。私が手に持っているのは水をあげるための注射器です

やれやれ…。病院から帰ってきてのんびりお昼寝する、さくら

 きょう午前中に、ミンミンとさくらを連れて病院に行ってきました。
 ミンミンはいつもの点滴。一週間前の血液検査の時に調べた甲状腺は異常がないとのことで、今後も肝臓の薬を飲みながら、腎不全のための点滴が続きます。
 ミンミンには朝と夜、肝臓の薬を飲ませています。錠剤を口の中に入れ、飲んだのを確認したら、針のない注射器で水を飲ませます。
 猫に薬を飲ませるのは、けっこう大変です。昨年暮れに亡くなった、かえでは薬を飲んでくれないので困りました。顆粒の場合は缶詰にふりかけて食べさせることもできますが、食が細い子なので食べないこともあります。それ以前に薬の匂いがすれば食べません。錠剤の場合は抱っこして、口を無理やり開けさせ、口の中に入れます。かえでは、拘束を人一倍嫌う子だったので、ものすごい力で暴れます。二人がかりで押さえつければ、できなくもなかったのでしょうが、一人暮らしの私にはとても無理です。そこで病院に行って、注射をしてもらうのが一番確実な薬の投与方法でした。かえでの病気は、皮膚病が主でした。ほかの猫ではなかなかかからないような皮膚病で、エイズが発症していたかどうかはわかりませんが、免疫力が低かったのは確かです。
 薬を素直に飲んでくれるかどうかは、猫の性格によるところが大きいと思います。かえでがもし薬を飲んでくれていれば、いろんな薬の可能性を試すことができたのに。今思いかえしても残念でなりません。
 ミンミンはかえでほど抵抗しないので、ずっと楽です。それでも、飲ませようとすると、手で私をひっかこうとするので、エリザベスカラーを首に巻いてから薬を飲ませます。口の中に一発でストライクで入ればいいのですが、中に入れたりはきだしたりしていると薬が溶けて、口の中に苦みが広がるのか、抵抗が激しくなります。気合を入れて試合を長引かせないのがコツです。
 さくらとちびクロは薬を飲ませるのはもっと楽です。抱っこされるのが好きな猫ほど楽なのかもしれません。
 さくらは膀胱に石があるかどうかの検査でした。前回はおしっこが膀胱になかったために検査できませんでした。きょうも、病院に行く前におしっこをしてしまったので、ミンミンに薬を飲ませる時に使っている注射器で水を飲ませ、1時半ほどしてから家を出ました。
 膀胱には少ししかおしっこがなかったようですが、なんとか検査できました。膀胱のエコーと、尿道から膀胱に針を入れて尿をとって検査するという、ちょっと痛そうな検査なのですが、さくらは我慢してくれました。
 結果、膀胱には石がなく、今後は石ができにくいフードを食べさせて体調管理することになりました。


寂しくなって呼んだのかな? ミンミン

 夜、1階のキッチンでパソコンに向かっていると、ナゴーッという声が。
 二人で私の仕事を邪魔していたさくらとちびクロも、何かな? と思って、声のするほうを注視しました。
 きっと外にいる猫たちのところに見知らぬ猫が来て、うなり声を上げているのかな、と思い、しばらく放っておいたのですが、今度は2階のドアがゴトゴトいっています。2階のドアには鍵がかからないので、重石がわりに脚立がたてかけてあります。これは、ちびクロがドアを開けて勝手に2階の部屋に入らないようにするためのものなのですが、どうも2階にいるミンミンが中からドアを押しているのです。
 ということは、先ほどの声の主もミンミンだったのか。
 さくらとちびクロと3人で2階に行ってみると、ドアの前でミンミンがミャーと一言。寂しかったのかな? 抱きしめるとのどを盛んにゴロゴロならしていました。
 ミンミンはどちらかというと、一人の時間も好きな子で、ある意味さくらやちびクロよりも猫らしいと思っていました。そのミンミンが寂しくなってドアを押したのだとしたら、意外です。
 うちの母も70を越してから、よく寂しがるようになりました。ミンミンも歳のせいで寂しくなったのかな。


猫の手踏み

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最近、私の膝の上でよく手踏みをする、ちびクロ

 猫が足踏みというか、手踏みというか、前足を交互にふみふみしていることがありませんか。
 ミンミンが若いころ、よく押入れに入って、手踏みをしていることがありました。のどもゴロゴロ鳴らしていたので、甘える表現のひとつだと思います。それがいつの間にかやらなくなり、最近では猫にそんな仕草があったことも忘れていました。
 ところが、最近、この手踏みを、ちびクロがやりはじめました。3月で3歳になったちびクロ。今までそんな仕草をしたことがなかったのに、最近、私の膝の上でやるのです。
 私はきょうは徹夜明けでした。朝の9時に仕事が終わり、やれやれ、やっと帰ってひと眠りできる。猫もお腹すかせて待っているだろうな…などと思っていたところへ、クライアントから電話。ゲラの直しが入り、そのまま労働へ逆戻り。なんだかんだで、家に帰ったのは午後4時をまわっていました。またクライアントからの電話で呼び戻されるかな、と一時帰宅のつもりだったのですが、とりあえずきょうの仕事は終了のようで、そのまま家にいました。やっと自由の身です。
 お風呂に入って、まる24時間ぶりの温かい食事をとっていると、ちびクロが膝の上に来て、私の太もものあたりを手踏みでふみふみしています。「お疲れさま」と言いながらマッサージしてくれているようにも見えます。
 ミンミンがこの仕草をしなくなったことからすると、ちびクロもいつかやらなくなるのか。なぜ急にやるようになったのか、不明です。いまのところ手踏みをしたことがない、さくらもいつかやりはじめるのでしょうか。


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