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なぜかティッシュの箱の上で手をそろえて寝ているミンミン

 ここ何日かは意外と涼しく、私も家でゴロゴロ、猫たちもいつものようにゴロゴロしていました。珍しいのは、ミンミンがあまり外に行かず、家で寝ていたこと。ひとつ布団にミンミン、さくら、ちびクロと私が寝ていました。さくらも入れて3匹がひとつ布団に寝ているのも珍しい光景です。ミンミンがいるときに、さくらは同室にいられないことが多いからです。
 ミンミンはさくらやちびクロに触られると唸り声をあげて怒ります。ミンミンに怒られて簡単に引き下がればそれで収まるのに、さくらは逆にエスカレートしていきます。ミンミンが逃げるのを面白がって、さくらが追いかけ、ちびクロも遅ればせながら参加するものだから、ミンミンは追い詰められてさらに怒ります。見かねた私は、さくらを捕まえて2階の寝室から出してしまいます。
 こんな時得な性格なのはちびクロで、さくらがいなくなるとミンミンにからむのを止めるので、私もちびクロにはかまいません。だからちびクロは1階でも2階でも好きなところにいられます。
 これでもずいぶんよくなったほうで、子猫でさくらとちびクロが入ってきたときには、ミンミンはその姿を見ただけで唸り声をあげていました。今では、触られなければ近くにいても気にしていないようです。
 それにしても、ミンミンはさくらとちびクロに触られることには神経質。ちょっと触られるのも嫌そうです。
 人間の私が寝ているミンミンに触っても全然平気です。気持ちよさそうに寝返りをうったりします。眠っていても誰に触られているのかが分かるのか、なぜ人間に触られるのはよくて、ほかの猫に触られるのは嫌なのか、よくわからないところです。猫が一番意識するのは自分以外の猫だと何かのテレビ番組の実験でやっていました。ミンミンも他の猫には敏感に反応しているということなのでしょうか。

さくら、あんまりミンミンにちょっかい出しちゃダメだよ


ちびクロの寝姿はお腹のモフモフ感がいいですね

お風呂用のマットが置いてあるのは、前にここにさくらがおねしょをしたからです

 たまった仕事を片づけるため、昨晩は徹夜で仕事をし、今朝家に帰ってきました。
 私は昼間に寝るのが苦手です。いや、昼寝は大好きで、普通に夜寝た日の昼間に数時間寝るのは気持ちよくて大好きなのですが、徹夜したりして、朝になって寝ようとすると2~3時間で目が覚めてしまって、しかも眠りが浅くすっきりしません。
 今朝も猫たちは私の横で気持ちよさそうに寝息をたてていたのですが、私の方はすぐに目が覚めてしまいました。
 それにしても、猫というのは多少蒸し暑くても気持ちよく眠れるもののようですね。うらやましい限りです。ちびクロなんか、脚に直射日光が当たっているのに、スヤスヤ寝ています。暑くないんだろうかと思ってしまいます。
 猫の語源は「寝子」という説があるくらいですから、こと寝ることにかけては、猫にはかないません。

ミンミンも熟睡


ただいま

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窓際で見送ってくれた、さくらとちびクロ

 葬式に行くかどうか逡巡しましたが、結局行ってきました。仕事や猫のことも気になりましたが、どうも気持ちが収まらなくて。火曜、朝6時過ぎの東京発の新幹線に乗って、福岡県の日田英彦山線・筑前岩屋駅に着いたのが午後12時59分。1時からの葬儀にはなんとか間に合うはずが、2両編成の1両目しかドアが開かないことを知らなくて1駅乗り過ごすというハプニングはありましたが、なんとか30分遅れで到着しました。
 火葬にも立ち会い、ゆっくりとお別れができて、やはり帰ってよかったと思いました。この家の孫…私より2歳上で子どものころにはよく遊んだ人…が、私にお骨を抱かせてくれたのがうれしかった。帰りのバスの中で、ばあちゃんは私の腕に抱かれていました。火葬の残り熱でほんのり暖かい骨壺が、なんだかばあちゃんの温もりのように感じました。ばあちゃんは80代で、関西の浄土真宗の寺に行き、自分の戒名をもらってきていたそうです。享年98。老衰だったそうです。
 親戚の人たちとも久しぶりに話ができたし、竹田から来た母とも会えました。
 筑前岩屋というところは、近くに岩屋神社や英彦山があり、修験道の山として有名です。川の水がきれいで、飲めるのではないかと思うほどです。
 川では従兄弟たちと魚釣りをしたし、ばあちゃんには栗拾いにつれていってもらったのを懐かしく思い出します。
 1泊2日の予定で、フードと水をたっぷり置いてきたので、猫のことはさほど心配はしていませんでしたが、アパートを出る時、さくらとちびクロは窓際に来て、ミンミンと外猫たちも玄関前に集合して、なんだかみんなで見送ってくれているようでした。遠くに行くのがわかったのかな。不思議ですね。
 水曜に戻ってきたのに、きょうになるまで元の感じがつかめず、少々ボーッとしていました。田舎はなんだか異次元。別世界のような気がします。
 というわけで、遅ればせながら「ただいま」というわけです。ブログもやっと再開です。
 これからもよろしく。
 
  


きのう、不思議そうに誰もいない風呂場を見つめていた、さくら

 親戚のばあちゃんが亡くなったと、さきほど実家から連絡がありました。祖母の姉にあたる人で、母の叔母になります。ですが、「孫」のように幼いころからかわいがってくれました。
 私は幼いころ体が弱く、よく病院に入院していました。その時、病院に付き添ってくれたのが、このばあちゃんです。
 大分県と福岡県の県境、霊峰・英彦山の麓に住んでいて、よく遊びに行きました。
 東京の大学に進み、こちらに就職してからは、会うこともままなりませんでした。7~8年前にお見舞いに行った時はまだしっかりしていたのですが、2~3年前に訪ねた時は、もう私のことが分からなくなっていました。
 最近、角田光代さんの「ツリーハウス」を読みました。孫が祖母と満洲へ旅をする話。自分たちのルーツを求めて。ばあちゃんも、満洲から子供を連れて命からがら逃げてきたと聞いていましたから、本を読みながら、ばあちゃんのことを思い出していました。
 98歳の旅立ちです。ばあちゃんとの思い出が、様々頭をめぐります。
 きのう、さくらが何か目に見えないものを見た、という話を書きましたが、ひょっとすると、ばあちゃんがお別れを言いに来てくれていたのかもしれません。 


風呂場のほうを凝視するさくら

 朝、起きて1階に行くと、さくらがレッサーパンダのように立っていました。これは写真に撮らなくては! とカメラの準備をしたところ、立つのを止めてしまい、かわりに走り回って場所を変え、何度もお風呂場のほうを凝視しています。お風呂に何かあるのか、と見てみてもなにもありません。ハエなどの虫がいたなら喜んで追いかけるのですが、それとも違い、お風呂場のほうを、遠くをうかがうように首を伸ばして凝視しているのです。
 何か目に見えないものでもいるのか、と思わせる行動で、ちょっと気味が悪いです。猫には人に見えないものが見えているのでしょうか。前にミンミンがだれもいない部屋で、ウーと唸り声をあげていることがありました。この時も、ちょっとゾッとしましたが…。
 


“外食”が好きなミンミン

 きょう、とうとう見てしまいました。なにを?って、ミンミンが外猫のごはんを食べているところを、です。
 外猫たちは、エサ箱が空になると、ニャンニャン鳴いて私を呼びます。きょうは、外猫の姿が見えなかったのですが、エサ箱をのぞいたら空になっていたので、ごはんを入れることにしました。そこへ、外で遊んでいたミンミンが現れ、エサ箱と私の周りをウロチョロしています。どうも、私がエサ箱にごはんを入れるのを待っているみたいなのです。
 エサ箱にドライフードを入れると案の定、すぐに食べ始めました。それも、食べっぷりがいつもと違う。ドライフードをカリカリという軽快な音をたてて食べています。
 家の中では、あまり噛まずに食べているので、歯が痛いのかと心配していたのに、家の中とは全く違う食べっぷりです。
 食が細いミンミンを心配して、あれやこれやと気を揉んでいたのは、なんだったのでしょう。どうりで、家の中では食べないはずです。お腹いっぱいなのだから。外猫用のごはんは量販店で売っている特売品。ミンミンに家の中であげているのは、腎臓病猫用のごはんです。値段だって、数倍違うのに。
 そういえば、外に出たかと思ったらすぐに帰ってきて、口の周りをなめていたことがありました。家の中にもごはんはあるのに、わざわざ外に出て、外猫のエサ箱から食べて戻ってきたのでしょう。
 それにしても、外で食べるごはんはそんなにおいしいのでしょうか。


網戸いらずの夏

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あー怖い、怖い。窓が開いていてもちびクロは外に出ません

 2日前にさくらが外に出てしまった話を書きました。少し捕捉しますと、うちの網戸はみんな壊れていて、「窓を開ける」というのは、言葉の通り全開で網戸も何もない状態です。夜暑い日は全開にして寝ています。さくらがおねしょをした夜は涼しかったので、さくらが出ない程度に少しだけ窓を開けておきました。ミンミンはもともと出入り自由ですし、ちびクロは怖がって外に出たがりませんので、注意するのはさくらだけです。1階で開けて寝ていれば防犯上問題ありますが、開けているのは2階なので、簡単には侵入できないでしょう。
 さくらとちびクロが来た年の夏に、網戸はみんな破られてしまいました。仔猫なので、面白がって網戸に爪を立てて登っているうちに、みんな破れてしまったのです。経年劣化で弱くなっていたということもあるでしょう。今年の夏はクーラーが使えないというので、網戸を修理しなきゃ、と思っているうちに夏に突入してしまいました。修理するのしても、今度は頑丈なものを! と思っていました。
 アースノーマットをつけていると、蚊が来ないのか、来ても死んでいるのか、蚊に悩まされたことはありません。網戸いらず、といった感じです。でも、実家のある大分県竹田市では、こうはいきません。蚊が来なくても、光に多くの虫が集まってきて、大変なことになります。都会生活に慣れて気が付きませんでしたが、それだけ虫がいないということですね。

小さく開いた窓の隙間から外を見るさくら


一番の利口さんは…

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少しは反省してるのか、さくら。…こりゃ反省してないね

外に出たいと窓際でうるさく鳴くミンミン

 未明に布団をガサガサかく音がするので見てみると、さくらが布団をひっかいています。もしや、と思って見ると、やっぱりおねしょをしていました。タオルでふきとりながら、ため息が出ました。トイレを増やしてから、おねしょはしなくなっていたのに。やはりさくらは布団が敷いてある2階への出入りは禁止ですね。残念だけど。
 きょうはミンミンを病院に連れていかなければならないので、早めに2階の窓を閉めました。すると、それまでは大人しく寝ていたのに、窓際に行ってニャンニャン鳴くのです。関東地方は朝から断続的に雨が降っており、激しく降っている時は、ミンミンも出られないのを察してか、大人しくしています。でも、止んだのが分かると、また鳴き始めます。あまりにうるさいので、病院が開く午前9時に早くなってくれないかな、と思ってしまいます。
 こうしてみると、ちびクロがいちばんお利口さんで、楽なのです。窓が全開でも外に飛び出たりしないし、おねしょみたいな変なクセもありません。ただただ甘えん坊で、私のそばにいれば満足しているような猫です。

一番のお利口さんはちびクロです


さくらの救出劇

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無事に戻ってきたさくら

 夕食を作って2階に行ってみると、嫌な予感がしました。2階入り口のドアが開いている。そして、2階の窓はみな全開です。1階に行ってさくらを探しましたが、やっぱりいません。2階にもいないところを見ると、2階の窓から外に出たのかもしれません。
 耳を澄ますと、ニャーという声がアパートの裏から聞こえます。外猫かもしれませんが、裏に行ってさくらの名前を呼んでみると、ニャーと答えながら、ドタドタとトタンを走る音が。最初はうちのアパートの1階と2階の間にある雨除け用のトタン屋根を歩いているのかと思ったのですが、さくらが顔を出したのは、隣のアパートの1階と2階の間にある雨除け用のトタン屋根でした。なんで隣のアパートにいるのか、最初はわかりませんでしたが、どうやらうちのアパートと隣のアパートの間にある物置の屋根に飛び移って、そこから隣のアパートに行ったようです。
 現金なもので、勝手に外に出たのに怖くなったのか、私の顔を見てニャンニャン鳴いています。飛び降りるにはさすがに高そうなので、脚立をもってきて救出しました。いつも外に出ているミンミンはこんな時、他人の顔をするのですが、さくらは大人しく抱っこされるので、救出は楽です。いかにも甘えん坊の飼い猫といった感じですね。


しっぽの毛がボン!

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涼しい早朝にじゃれあうさくらとちびクロ

興奮して太くなったさくらのしっぽ

 暑さで日中はグデ~ッと寝ているさくらとちびクロですが、涼しい朝のひと時は元気よく追いかけっこをしたり、じゃれあったりしています。
 そんな時、さくらのしっぽの毛がボンと広がって、太くなっています。猫は興奮するとしっぽの毛が総毛だって、太くなったみたいに見えるんですね。さくらのしっぽが太くなると、まるでタヌキみたいです。
 ちびクロのしっぽも太くなっていると思いますが、もともとが短く丸いポンポンのようになっているので、その違いがよくわかりません。
 猫のしっぽは猫の感情をよく表しています。さくらは攻撃的にちびクロやハエを追いかけているときにしっぽがボンと太くなっていますが、ご近所最弱猫の称号を欲しいままにしてきたミンミンは、他の猫に追いかけられて木に登った時にしっぽがボンと太くなっていました。恐怖でも太くなるんですね。


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