写真は外猫の中でも一番人懐っこい子です。決して人には慣れませんが、「甘える本能」というものでもあるのか、最近は人の顔を見るとニャンニャン鳴きます。甘えてみたいけど、生まれながらの野良猫の習性で、完全には人間を信じきれない。そんな感じです。
この子は最近は、窓から部屋の中に入ってきて、ミンミンの食べ残しを食べたりします。毎朝カリカリはあげているのですが、やっぱり猫缶も食べてみたいのでしょうか。
ミンミンはひょっとしたら、さくらやちびクロよりもこの子たちのほうが仲がいいかもしれません。よく外で鼻の頭をくっつけてあいさつしている姿を見かけます。
もともとは4兄弟姉妹でしたが、避妊去勢手術をした時に1匹、病院の前で逃げられてしまいました。その後行方不明に。私の不手際で、今でも痛恨の思いがします。
そして、最近、もう1匹の姿が見えません。病気にでもなったか、誰かに拾われたか。なんとなく、もうこの世にはいないような気がしています。
将来、引っ越すことがあったら…その時は多分、都会とはさよならをして、九州の実家に帰るでしょうが…外猫たちも連れて行くつもりです。私の田舎なら、誰気にすることもなく猫は自由に家の中と外を行き来できるような環境ですから、きっと気に入ってくれるでしょう。
いっそのことウチの子になってくれたら、と思いますが、多分難しいでしょう。
今のままでは病気になっても病院にも連れていけないし、もう少し慣れてくれればなぁ、と思います。
» 2012 » 10月のブログ記事
きのうはさくらを連れて病院に行ってきました。さくらは以前に結石ができたことがあるし、ちびクロのこともあって血液検査したところクレアチニンが1.9と正常値内ながら高めだったため、念のため尿の検査もしてもらいました。血液検査で腎臓の数値に現れるのはかなり悪くなってからです。まだ数値が正常値内でも、進行中だということはあります。
膀胱に尿が溜まっていないなくて、検査ができなかったということが2回あり、きのうは3回目のトライでした。エコーで膀胱の尿の溜まり具合を確認してから、注射器で尿を抜き取ります。
結果は、結石も壊れた腎細胞が出ているということもなく、大丈夫とのことでした。「尿が濃くて、おしっこを作る力は優秀みたい」とのこと。
絶対に病気がないとは言い切れないのでしょうが、ひとまず安心してよさそうです。
腎臓や泌尿器の病気は猫にはつきものです。今考えられる検査方法は血液検査と尿検査ぐらいでしょう。腎臓の状態をより正確に、病気がごく初期に分かる検査方法ができればいいのですが。
きのう、1週間ぶりにちびクロの血液検査をしました。1週間前と比べ、BUNが51から37.7に、クレアチニンが3.8から3.0に下がりました。貧血の数値(ヘマトクリット)も28%から38%に増えました。
高齢のミンミンよりも若いちびクロのほうが数値が悪いというのが今まで胸痛かったのですが、今回の数値は同じぐらいに落ち着きました。点滴は2日に1回のミンミンに比べ、ちびクロは毎日なので、約倍の量を輸液しているわけですが…。それでも、検査の度に数値が良くなるというのは、かなり順調なのではないでしょうか。家でとても元気そうにしてたので、多分調子がいいんじゃないか、と思っていましたが、本当にうれしいです。
昨晩は福岡ソフトバンクホークスもファイナルステージ進出を決め、ファイターズの待つ札幌行きが決定。テレビの横でハエを追いかけているちびクロを眺めながら、お酒がいつもよりおいしく感じました。
さくらがおねしょをするので椅子の上にキャリーバッグを置いて、その上に敷物を避難させているという話を書きましたが、さくらはその上が気に入ったようで、キャリーバッグの上に置いた敷物の上で長い時間を過ごしています。座って外を眺めていたり、眠ったり…。昼寝をするには気持ちのいい季節。外を眺めるのが好きなさくらにとっては、ある意味おあつらえ向きの場所かもしれません。
昨晩からはちゃっかりちびクロも乗っかって、いっしょに昼寝を楽しんでいます。やっぱりこの二人は仲がいいなぁ。
さくらも今のところおねしょしていないし、「常設」にすることにしました。もう1枚同じ敷物があるので、私はそれを敷いてごろ寝をしながら野球観戦。今は日米ともにポストシーズンです。
犬みたいに空のお皿の前でじっと待っているミンミンです。私に早くフードを持ってくるように無言の圧力(?)をかけています。
こういう時もあれば、ほとんど毎日、朝方午前3時くらいにニャンニャン鳴いて私を起こします。私はどちらかというと、夜は早く寝て朝は早く起きるほうですが、さすがに3時はまだ眠い…。起きないと、起きるまで鳴き続け、それでも起きないと私の鼻の頭に爪を立てるという「秀吉的性格」の持ち主です(言わずもがなですが、「鳴かぬなら鳴かせて見せようホトトギス」のことです)。
これが自然な食欲なら嬉しいのですが、ステロイドの副作用かと思うとちょっと微妙です。ただ、以前は匂いをかいだだけで見向きもしなかったKD(ヒルズの腎臓病猫の療養食)を食べてくれるようになったので、その点は良かったと思います。それにしても、よほどお腹がすくんですね。
さくらは布状のものならなんでもおねしょをします。布団はもちろんのこと、マットから洗濯物まで。今まで自分が寝ていた場所に平気でおねしょして汚してしまいます。この間は紙製のごみ袋の上にしていました。紙も例外ではありません。
対策として、今のところ大丈夫なのは、高いところに置くことです。
上の写真でさくらが寝ているのは、私が1階で食事をするときに座布団がわりにしている敷物です。床に敷きっぱなしにしておくと確実におねしょされてしまうので(この夏はこの敷物を何度洗濯したことか…)、使わない時はたたんで高いところに置きます。椅子の上にキャリーバッグを置いて、その上に敷物をたたんで置くようにしています。
高いところに置くとさくらがおねしょをしないのは、足元が不安定で、用を足す前後に手でかけないからだと、勝手に解釈しています。布なのに、トイレをした前後は、砂みたいにその場所を手で盛んにかきます。
でも、きょう家に帰ってきて、キャリーバッグの上に置いた敷物の上で寝ているさくらを見て、これは危険かな?と思いました。
「高いところに置けば大丈夫」という法則(?)が壊されると、また新たな手を考えなくてはなりません。もうあまり方法は残ってないような気がするのですが…。まさにイタチゴッコです。
2階に寝床がある我が家。おねしょ癖が治らないさくらは出入り禁止ですが、ちびクロはドアの向こうで入りたいと鳴けば入れてあげます。昼間、この部屋で原稿を書いていることが多い私ですが、ちびクロはよく布団の上で寝ています。子どものころ一緒にこの家に来たさくらとちびクロは小さい時から一緒にいることが多かった。二人でいるのが普通みたいな仲良し姉妹ですが、最近は別々に過ごすことが多くなりました。大人になったのかな? ちびクロが2階にいる時、さくらは1階の窓際で外を眺めていたりします。目が悪いちびクロには外を眺める楽しみはありませんから。
ちびクロは夜も2階に来て、私の布団の中にもぐりこんできます。朝になっても布団から出てこないので、具合が悪いんじゃないかと気になって、時々様子を見ますが、特に具合が悪いという訳ではなく、ただ布団から出たくないというだけのようです。点滴を毎日しているので、トイレに行きたくなるハズなんですが。
夜はミンミンも2階にいるのですが、ミンミンはまだ布団には入ってきません。もう少し寒くなってからかな。
5日にミンミンの血液検査をしました。1か月ぶりです。
BUNは35から53に上がりましたが、クレアチニンは3.4から2.8に下がったので、先生いわく「クレアチニンは腎臓そのものの数値」なので、クレアチニンが下がったことはよかったとのこと。貧血もなく、肝臓の数値も正常なので、ステロイドの副作用も出ていないようです。ミンミンはなんだかんだいいながら、まだまだ長生きしそうだと思いました。
ちびクロのほうは7日に検査しましたが、1週間前に比べ、BUNが60から51に、クレアチニンが4.6から3.8に下がりました。2日に1回の点滴を毎日にしたことが数字を下げたのだと思います。問題の貧血はヘマトクリットが28%まで増えました。目安が30%なので、造血ホルモンの注射は、今週まで2日に1回のペースで、その後数値が良ければ、週1回で続けることになりました。
劇的によくなりことはありませんが、数値が安定してくれれば、と願っています。
ミンミンもちびクロも見た目にはとても元気で、ミンミンはきょうは外で気持ちよさそうに昼寝をしていました。このストレスのなさがミンミンの健康には一番の薬のように思います。よく動くせいか、若い時から肥満とは無縁でした。体はどちらかと言えば弱いほうだと思いますが、環境が長生きの秘訣のようです。
さくらとちびクロは部屋の中だけなので、体は丸めです。ちびクロは再びさくらとよくじゃれあうようになりました。体も軽そうです。
きょうは、ちびクロを連れて造血ホルモン剤(ヒトエリスロポエチン)の注射に行ってきました。きょうで3回目です。ネットで調べたところ、この薬は人に使うものを猫に流用しているため、抗体ができる場合があり、抗体ができるとかなりまずいようです。それでもこの薬を使わざるをえないのか…と思うとため息が出ます。
活性炭(ネフガード)も試しにもらってきました。活性炭は、尿毒素を吸着する効果があります。でも、エサに混ぜて食べさせようとしたのですが、クンクン匂いをかいで食べようとしません。嫌な匂いでもするのでしょうか。無臭に感じますが…。
ところで、うちにいるもう一人の病気の猫、ミンミンは子猫の時に肝臓が弱いことがわかりました。じっと動かなくなり、なでてもゴロゴロのどを鳴らさなくなったので、これはおかしいと思い、病院に連れて行ったら、即入院ということになりました。数日入院して点滴を受けた後に退院。先天的に肝臓が小さいらしく、それからは高値安定というか、正常値よりも数値は高いものの、高いなりに安定して、もう17歳になります。昨年、慢性腎不全と診断されて点滴治療を始めましたが、年に1度のワクチン接種の時に偶然分かったものでした。
ミンミンは具合が悪くなると、すぐに大人しくなるし、嘔吐もあったりでわかりやすい。それに運もいいみたいで、昨年のように早めに腎不全がわかりました。
でも、ちびクロは腎臓の数値が大変なことになっているのに、見かけは元気でした。嘔吐もしたことがないし。なまじ健康でいたことがあだになってしまったみたいで、残念です。私にも「ちびクロは眼は悪いけど、体は健康優良児」みたいな変な過信がありました。
ほんとに何が幸いし、災いするかわからないものです。
※猫の記事でもあるので、編集雑記ブログと同じ内容を転載します。
9月28日午前11時に都市計画道路3・3・7号線から続く関さんの森の新設市道が開通した。
開通に先立って行われた開通式典に地権者の関さん姉妹の姿はなかった。どうも道路標識の件で市ともめたらしい、という話を現場で会った知り合いの記者から聞いたので、式典の取材の後で関さん宅を訪ねた。
式典に出なかった理由はちょっと違っていた。
関さんの家と庭にはたくさんの猫がいる。猫たちは邸宅と庭と森を自由に行き来してきた。森の外から通ってくる猫たちもいる。静かだった森の中(子どもの遊び場と言われたグランドと梅林)に道路ができて車が通るようになって一番びっくりしているのは猫たちだろう。当然交通事故に遭う猫も出てくるだろう。
「私が(道路を作るということを)決断したために失われる命。とても祝う気持ちになれない。テープカットに参加するなんて…」。市の方からは再三式典に出るようにとの要請を受けていたが、もう何日も前から関さんは式典に出ないことを決めていたという。
開通の日は、関さんにとっては猫たちの交通事故に怯える日の始まりなのである。
動物の飛び出しに注意するよう、手作りの看板がいくつか用意されたが、ドライバーたちは気づいてくれるだろうか。ここを通る方には是非スピードを落として、猫の飛び出しに注意しながら運転することをお願いしたい。
開通を拍手で祝う人たちもいたが、私も関さん同様に暗い気持ちで一連のイベントを眺めていた。
式典に出席した本郷谷市長はじめ市の職員の顔ぶれは、関さんの森の道路問題が過熱したころとはほとんど変わった。
式典の後で、退職した市の元幹部に会った。彼は当時関さんとの交渉の先頭に立ち、最初に市の暫定道路案(現在の道路に近い案)を提案した人だ。彼は責任者に就任した時と同じように関さんのお父さんの墓にお参りをしてきたという。
「この道路が曲がっていることをいろいろと言う人もいる。そういうのを聞くと、何を言っているんだ、と言ってやりたくなる」と彼は話した。
道路問題が解決に向かった後もいろんなことを言う市議などがいた。そんな時私も同じ気持ちになった。
この曲がった道は、関さん姉妹や関さんの森を育む会の人たち、森を守るために活動した多くの人たち、そして元市長(川井敏久氏)、市の職員たちが苦労に苦労を重ね、知恵を出し合ってたどり着いた結果なのだ。そこには亡くなられた関さんのお父さんや3姉妹の一人、睦美さんの気持ちも入っていると思う。
※参照記事 松戸よみうり最新号 http://www.matsuyomi.co.jp/saishingo.html
チューニング http://www.matsuyomi.co.jp/tuning.html