子猫たちの目が濃い青から黄色になってきました。この子たちの本当の目の色は黄色のようです。
食べ物も、ミルクよりも子猫用のキャットフードの方が好きみたいです。
大人猫たちと、子猫たち、どちらに先にフードを与えるか迷います。子猫に先にあげると、さくらとミンミンが子猫の皿に顔をつっこもうとします。逆に大人猫たちに先にあげると、グーグーが大きな皿に首をつっこんで、いっちょまえに大人のフードを食べようとします。子猫なのにもう性格の違いが出ていて、ちっちは自分の食事が来るまでミーミー鳴きながら待っています。
さくらとミンミンに子猫が残したものをあげると、きれいにお皿までなめてくれます。やはり、カロリーの高い食事がおいしいというのは人間と同じなのでしょうか。
ちっちは、トイレを覚えるのも早く、とてもお利口なお嬢さんに成長しそうですが、グーグーはまだ危なっかしい。今朝も私の靴の中にされてしまい(小)、外出する前に慌てて履き替えました。
グーグーは食事をするのも遅く、ちっちより体も小さい。でも、歯だけはしっかりしています。食べるのが遅いので、先に終わったちっちが自分の皿に首を突っ込むのを手で必死に抑えている姿が笑えます。
ところで、お手伝いさんが週に1度来るのですが、お手伝いさんが来るなり、さくらがゴロゴロひっくり返って非常に甘えているのに驚きました。知らず知らず、私が子猫ばかりをかまっていて、さくらは寂しい思いをしていたのかもしれません。そのつもりはなくても、子猫の食事はこまめに回数も多く、点鼻・点眼もしていますから、手をかける時間が長くなります。
子猫が来た時は、気をつけないと元からいる猫たちとの関係に変化を起こしてしまいます。ミンミンもさくらとちびクロが来てからあんまり甘えなくなったような気がします。最初は歳のせいか、と思っていたのですが、やはり子猫だったさくらとちびクロが影響を与えたような気がします。
ちっちとグーグーが来てからは、ちびクロとミンミンはあまり変化がないように感じます。ちびクロはマイペースで私に甘え、ミンミンはもう子猫のことはあきらめているというか、「ああ、またか」というような顔をしています。
またまた子猫を保護してしまいました。水曜日に友人よりちっちがいた同じ場所に子猫がいるとの連絡を受け、引き取りました。
ちっちと同じ母猫が隠したのか。そうするとちっちの兄弟ということになります。ちっちがいた場所は友人の家の庭の茂みの中でした。友人が言うには、茂みには小さなお皿が置かれていたということで、誰かが捨てて行ったのではないか、というのですが、他人の庭の奥まで入って子猫を捨てていくような非常識な人がいるでしょうか。もし人の仕業なら住居侵入+動物愛護法違反です。
5匹目かぁ。ちょっと大変かも、との思いもよぎりましたが、考えようによっては、ちっちのいい遊び相手になるかもしれません。ちっちの参入で迷惑顔の大人猫たちのストレス軽減になるかもしれません。
翌日に病院でウイルスの検査をしてもらいましたが、幸運にも今回もエイズ、白血病ともに陰性という結果でした。医師はあと3か月たってからのほうが確実だからと検査に消極的だった(多分、血液を採りにくいということもあって)のですが、感染のリスクを考えて3か月も他の猫たちと隔離しておくのは私にとっても大変なストレスになります。もちろん3か月後には改めて検査をしてもらうつもりですが、この月齢で母子感染以外の感染(他の猫との出血するくらいのケンカやセックス)の可能性はあまり考えられないでしょう。
検査結果を待って、ちっちと対面させましたが、案の定、出会った瞬間からじゃれあったり追っかけっこをしたりして遊んでいます。大人猫たちにからむことはほとんどなくなり、家の中がうまい具合に回り始めました。やはり兄弟だったのか、もしくは元来子猫とはそういうものなのか。ちなみに、名前はグーグーにしました。小泉今日子主演の映画にそんなタイトルがあったような…。メスだと思っていましたが、病院で診てもらったところ、男の子のようです。
環境が変わったせいか、ちっちもグーグーもなかなか排便ができませんでした。特にグーグーは酷くて、昨晩かなり強くお尻のあたりを濡れティッシュで刺激したところ、やっと硬いウンチが出ました。
5日の血液検査で、ちびクロはBUN43、Cre4.0、ミンミンはBUN13、Cre1.9でした。ちびクロは変わらず。ミンミンのほうはずいぶん数字が下がったということで、点滴を1日置きにしようか、と医師から言われたのですが、急に減らすのはどうかと思って、1日125mlを100mlにしてもらいました。ミンミンはこのところ数字が徐々に上がってきたという経緯があり、1日置きから毎日100mlに、100mlを125mlに増やしてきました。それをまた数か月前の輸液量に一気に戻していいものか、という気がしました。以前にもミンミンは数字がドーンと下がったことがあり、その時も輸液の量を減らしたのですが、1月後には数字が戻りました。
翌日にさくらの健康診断をしたのですが、BUN21、Cre2.4でした。BUNは問題ないのですが、Creがちょっと高い(正常値は2.0まで)。昨年も1.9で高めでした。さくらとちびクロは恐らく姉妹で、体質的に腎臓が弱いのかもしれないとのことでした。さくらは、ちびクロと一緒にk/d(腎臓病療養食)を食べているのに、です。加えてネフガード(活性炭)も飲ませることになりました。それと、ちょっと風邪気味なので、薬を飲ませています。季節の変わり目は猫も体調を崩すのでしょうか。
新しく家族になったちっちに対して大人猫たちは基本的に無関心なのですが、渋々ながらさくらが一番面倒を見ています。具体的には、しっぽにじゃれてくるちっちを適当にかまっているだけですが…。ミンミンとちびクロは唸り声をあげて逃げてしまいます。
他者(人間&猫)に対する寛容度はもともと、ミンミン<ちびクロ<さくらで、それがそのまま出ています。
月曜日に子猫を保護しました。仕事での付き合いもある友人の家に行った時、庭に子猫がいるから見てくれと言われました。庭の隅の草むらの中に子猫が隠れていました。友人は近くに親がいて、迎えに来るかもしれないので様子を見ていると言っていましたが、今までの苦い経験から、とりあえず保護することにしました。雨が降って、子猫の体温が維持できなければ危険な状態になるし、カラスに襲われることも考えられます。親が迎えに来たとしても、乳離れすれば、この子も野良猫になります。
歯は生えているようですが、白目の部分がまだ濃い青色をしています。生後2~3週間といったところでしょうか。健康状態は悪くはなさそうですが、左目が右目よりも小さく、開けづらそうにしていました。たまにくしゃみをするので、感染症かもしれません。
水曜日に獣医に診てもらったところ、一番恐いエイズと白血病は持っていないとのことでした。もちろん母子感染の可能性を調べたのですが、他の猫との濃密な接触(セックスやケンカなどによるケガ)による感染の可能性はこの月齢だと極めて低いでしょうから、ひと安心です。もし病気を持っているようなら、他の猫たちと隔離しなくてはならず、かなり頭の痛いことになります。鼻炎はあるみたいなので、点眼点鼻薬はもらいました。今では両目の大きさもほぼ同じになってきました。
他の猫たちがどうするかな、と興味があったのですが、みんな無関心。一番好奇心旺盛なさくらも、おっかなびっくりで、なかなか近づこうとしません。子猫のほうが堂々としているので、なんだか笑えます。
名前は「ちっち」と名付けました。
ちびクロが慢性腎不全を発症してから1年が経ちました。ミンミンは2年以上になります。
9月2日の血液検査では、ちびクロがBUN46、Cre4.0(前回8月2日はそれぞれ49、4.3)、ミンミンが44、3.0(前回は23、2.3)でした。
ちびクロは毎日100mlを2回(200ml)輸液、ミンミンは今回の検査の結果が前回より悪くなっていたので、それまで毎日100mlだったのを125mlに増やしました。ちびクロは食事の時にネフガード(活性炭)を与え、ペットチニックを1日に3ml飲ませています。ミンミンは口内炎があるので、月に1~2回、抗生物質とステロイドの注射をしています。
フードはちびクロはK/Dを食べていますが、ミンミンには好きなものを食べさせています。
ちびクロは大人しくしているので投薬も楽ですが、ミンミンは口内炎ともとからの性格もあって、なかなか積極的に投薬できません。食が細いので、なるべく好きなものを食べさせています。もう18歳だし、そのほうがいいかなと。
ちびクロは食欲も旺盛で、見るからに元気。体重も3.5kgからほとんど変わらず、病気の猫には見えません。ミンミンは、この2年間でずいぶん痩せました。今は2.5kgくらい。毛並も悪くなって。歳だから基礎体力も落ちているのでしょう。
病気になってから、いろいろありましたが、ちびクロとの時間は濃密になったような気がします。病気になってなかったら、ちびクロのことをこんなに考えることもなかったと思います。人間の兄弟でも、病気の子どもにばかり親の目が行って、健康な子が寂しい思いをするといったことがありますが、そんな親の気持ちが分かる気がします。健康な子ももちろんかわいいのですが、病気の子は特別かわいく見えてしまいます。生活も病気の子中心になりがちです。
ミンミンに対してはちょっと気持ちが違います。猫としてはもう寿命が近づいていて、徐々に弱っていく姿を見守っていくというか。
ちびクロの発病から1年が経って、もちろん病気になってしまったことは悔やまれるのですが、穏やかな日々が送れていることがちょっと嬉しいような気もします。
帰宅すると、さくらとちびクロが窓際の椅子の上で気持ちよさそうに寝ていました(ちびクロはフライパンの中で)。
外はきょうも猛暑。でも、家の中で過ごす猫たちには関係ありません。朝、家を出る時にエアコンを自動運転にして出てきます。きょうはフル回転でしょうが、涼しい時は自動で停止しています。朝の涼しいうちにスイッチを入れたほうが、暑くなってから機械がフル回転するよりも節電になるかな、と思っています。
昨年はあまりエアコンを使いませんでした。そのせいで、ちびクロは腎臓病になったのだと思います。恐らく熱中症の脱水症状が続いて、腎臓に障害が出たのでしょう。同じ環境にいたさくらが病気にならなかったのは、ただの偶然だと思います。ちびクロは、なぜか日の当たる暑い部屋にいたりしていました。猫だから自分で涼しい場所を探すだろうと思っていたのですが、体温の感覚がおかしくなっていたのかもしれません。
ミンミンは、暑い日は外に出て日陰で涼んでいました。
今年は、少しでも温度が上がる可能性があればエアコンをつけて外出するようにしています。昨年からこうしてれば、と後悔してもはじまりませんが、悔やまれます。
「節電の夏」もいいですが、猫が病気になってしまっては意味がありません。
1日に血液検査をしました。
ちびクロはBUNが57(前回47)、Creが3.8(3.4)と少し悪化。貧血の方は、Htが28%(27%)、Hgbが12.3(9.4)と改善していました。
ミンミンはBUNが34(44)、Creが2.2(2.2)で改善していましたが、Hgbが9.6(12.5)と少し貧血ぎみでした。
ちびクロの腎臓の数値が少し悪くなっているのは、いつも食べさせている腎臓療養食k/dを切らせてしまって、普通のペットフードをあげていたからかもしれません。忙しかったのと、k/dを売っているホームセンターが家から少し離れているために買いそびれていました(「海のおいしさ 懐石」というフードが猫たちに大人気で、ちびクロなんか鼻を鳴らしてねだったりするものだから、ついつい、というところもありました)。
二人の点滴代や薬代、検査費などで毎月7万円ほどかかっているので、病院には悪いですが、k/dはホームセンターで買っています。療養食自体、もともと高価ですが、処方料をとられないぶんだけでも、病院で買うより安くなっていると思います。療養食を売っているホームセンターはなかなかないですが、うちの近所だと五香のユニディで売っています。
ちびクロの貧血が改善しているのは、ペットチニックというサプリを飲ませているためだと思われます。ミンミンが貧血ぎみなので、ミンミンにも、とお医者さんに言われましたが、ミンミンは無理ですね。口内炎があることもあって、口を開けるのをとても嫌がります。嫌がる猫に薬を飲ませるのは、一人では絶対に無理です。
水曜日に満島ひかり主演のテレビドラマを見ました。シングルマザーとなった主人公が、二人だと簡単にできることも、一人だとできないことがいっぱいある、というようなことを言っていました。なんだか、すごく共感してしまいました(ドラマ自体は、本当に過酷な現実が映し出されていて、見ていて怒りさえ覚えました)。
サプリだとか療養食とか、あまりアテにしてなかったのですが、意外に効果があるものですね。二人の容体が安定しているためかもしれませんけど。
さくらが窓の外を見ながら、クゥクゥクゥクゥ(あるいはカカカカカカかな? この声を表現するのは難しい)とほとんど口を開けずに、小刻みに声を出していました。
最初は、電線に止まっているヒヨドリの鳴き声に合わせて何か言っているのかと思ったのですが、ヒヨドリが去った後に、屋根の上のカラスに向かって声を出していたので、野鳥の声に合わせて歌っているわけではないようです(もしそうだったら、ちょっといい話なのですが…)。
鳥の姿にちょっと興奮しているというか、血が騒いでいるという感じ。外を歩く人の姿にも反応してよく外を眺めているさくらですが、やはり野生の動物はちょっと違うのか、声まで出して夢中になって目で追っているのは、鳥だけです。
うちの猫たちの中でこういう反応を見せるのはさくらだけです。布団の上におねしょしたり、いろいろ手間のかかる子ですが、見ていて飽きません。
7日にミンミンとちびクロの血液検査をしました。
ミンミンはBUNが44(前回43)、Creが2.2(2.5)、ちびクロはBUNが47(50)、Creが3.4(4.8)でした。
ここ最近、検査するたびに少しずつ悪化していたのですが、今回は改善していてちょっとホッとしました。
毎回一喜一憂するのはどうかとも思うのですが、やはり少しでも良くなっていると嬉しい。
特にちびクロのCre3.4というのは、前回よりも1.4㎎も下がっていて、かなりいい感じなのではないでしょうか。医者によると、Creのほうが腎臓そのものの数値だということです。腎臓の細胞はいったん死んでしまうと復活はしないので、どういう意味なのか、正直理解はしていないのですが…。
それと、貧血を示すHtが27%(前回26%)で、ほんの1%ですが良くなっていました。ミンミンは心配ないのですが、ちびクロは腎性貧血があり、このまま下がり続ければ、また造血剤を注射しなければならないところでした。貧血対策にはペットチニックというサプリを飲ませています。