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転がるものを追いかけて、ちょっと興奮気味のちびクロ

 なんでも転がるものがあれば転がして遊ぶのが猫です。手ごろなものがあれば、転がるかどうか手で押してみます。狭い家の中で、毎日よく飽きずに遊ぶものを見つけるものだなぁ、と感心します。ペットボトルやビンのふたから、丸まったサランラップや紙くず、梅干しの種、はてや設置型の殺虫剤(ゴキブリコンバットミニ)まで。でも、転がしていると、すぐに家具の下など、隅の方に入れてしまいます。
 コンタクトレンズが入ったケースがなくなったことがあり、これはさくらかちびクロの仕業だなと、ピンときたのですが、隅の方を探しても見つかりませんでした。仕方なく、新しいコンタクトを買いました。今年、洗濯機を買い替えたのですが、古い洗濯機を移動したところ、その下からレンズが入ったままのコンタクトケースが出てきました。
 転がして遊ぶのが一番好きなのはちびクロです。目が悪く、さくらみたいに外を眺める楽しみがないので、転がすことに熱中するのかもしれません。でも、転がすものが見えるということは、少しは視力があるのでしょう。
 ちびクロはさくらと一緒に拾われた時にウイルス感染で目がひどい状態でした。さくらも感染していましたが、ちびクロよりはずっといい状態でした。二人とも1歳になるころに手術を受けましたが、ちびクロの状態は変わりませんでした。目に張り付いている膜を切除したところ濁った眼球が出てきましたが、1週間でまた膜に覆われてしまいました。
 手術して分かったことは、ちびクロの眼球が絶えず動いているということ。眼球の動きに合わせてちびクロは頭を小刻みに動かしていました。生まれつきの障害のようです。膜が再びはって、見えない状態に戻ると、頭も動かさなくなりました。ちびクロにとっては、今の状態のほうが楽なのかもしれません。

「あーつ。取れない、取れない」。転がしたものをすぐに隅に入れてしまいます。


ミンミン、まめに帰宅

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窓が開いてないので、不満そうにフニャフニャ鳴くミンミン

 暑いうちは、夜明けとともに外に行き、暗くなるまで帰ってこないという生活を続けていたミンミンも、秋風が吹くようになると、まめに家に帰ってくるようになりました。
 出て行ったかと思うと、数十分後には帰ってきたりします。夏は外にいることが多いミンミンも、今年のように長く家を空けることはありませんでした。病院に点滴に通うようになってから、だんだん家の中にいる時間が短くなっていき、夏になってからは、極端に家にいる時間が減りました。
 自宅点滴にも慣れて、もう1か月以上も病院に行っていません。「家に帰ると病院に連れていかれる」という恐怖が薄らいだせいか、単に寒くなってきたからなのか、最近のミンミンはよく家にいます。
 窓が閉まっていると、フニャフニャうるさいのですが(もともと、自分の要求が通るまではしつこく鳴く子です)、開けてあげたからといって、必ず外に行くとは限りません。窓の外をのぞくだけで、出て行かないこともしばしば。ただ、開けておくと、フニャフニャ鳴くのはやめます。まだどこか不安なのでしょうね。
 見た感じでは、毛づやも良く、体調は良さそうです。病院に行くストレスもなくなって、腎臓も肝臓も調子がよくなっていればいいのですが。前回の血液検査から4か月近くたつので、そろそろまた病院に検査に連れていかなくては、と思っています。


私のお腹を手でモミモミしている、ちびクロ

膝の上が大好きなちびクロ

 うちの猫たちはみんな膝に乗るのが好きですが、特に好きなのがちびクロです。気が付くといつも膝の上にいるという感じです。
 ちびクロはよく手踏み(前足の足踏み)をして、私のお腹をモミモミします。食事中にちびクロが膝に乗ってきて、食後にモミモミされると、正直キツイ。手がちょうど胃のあたりに入り、胃を押されている感じがします。
 ちびクロほど頻繁ではありませんが、さくらも毛布などをモミモミしていることがあります。ミンミンは最近は見ませんが、子どもの頃はよくやっていました。
 この行動は、子猫の時の乳もみに由来するそうです。子猫は乳を吸う時に母猫の乳首を前足でモミモミするそうです(実際に見たことはありませんが)。
 要するにちびクロは甘えているのですね。
 さくらとちびクロは、私の指をよく甘噛みしながらなめます。これも子猫の時に早く母猫から離された猫に出やすい行動だといいます。指を母猫の乳首にみたてて、乳を吸う仕草を再現しているのですね。
 こうしてみると、さくらとちびクロはもっと母猫に甘えたかったんだろうなぁ、と思います。子猫の時に拾われた猫なので、どういういきさつで母猫と離れたのかはわかりませんが。
 (写真は自撮りしたものです。猫を膝に置いて、片手でカメラを持って、自分に向けてカンでシャッターを切るので、なかなかうまく撮れません…)

膝の上で私の指をカミカミするさくら


ヒゲが弧を描いて曲がっています。「遊んでほしいよ~」というさくらの表情

 猫の顔を絵に描く時、ピンと伸びたヒゲを描かないとさまになりません。それほど、ヒゲは猫の顔にはなくてはならないものです。よく猫の顔を見ると、ほっぺのところにも2本くらい、人間の顔でいうところの眉毛のあたりにも数本生えています。ちびクロの顔を見るとよくわかります。ヒゲは真っ白なので。猫のヒゲって、たいてい白ですよね? 色のついたヒゲの猫っているのかな? まぁ、それは置いておいて、口の横だけでなく、ほっぺや目の上に生えているのを見ると、ヒゲが触覚器で、ヒゲによって通れるところと通れないところを判断しているという話を、なるほどなぁ、と納得させてくれます。
 また、猫のヒゲは感情を表しているとも言われます。昔、そんなことが書かれた本を読んだことがあり、その本にはこんなヒゲの形の時にはこんな気持ちというのが絵入りで書かれていたのですが、内容は忘れてしまいました。
 でも、自分の経験上分かる猫のヒゲの形と気持ちがあります。それは、下に向かって、丸く弧を描くように逆Uの字を描くように曲がる時は、甘えたい、遊んでほしいという気持ちがいっぱいで、気分が上がっている時です。
 上の写真のさくらの表情は、まさにそんな時。遊んでほしいなぁ、と私の足元から私の顔を見上げています。

甘えたいのは分かるけど、柱をガリガリってしちゃダメだよ


サンマと猫と羽毛布団

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日向ぼっこが気持ちいい季節になりました

 本当に涼しくなってきました。天高くうろこ雲が見えると、秋だなぁと感じます。ただ、木々の葉はまだ青々としています。この間まで、あんなに暑かったのですから、当たり前ですね。
 外猫のフードに群がっていたアリもほとんど姿を見なくなり、蚊もめっきり少なくなった感じがします。
 この季節、新米にサンマというのが、実においしい組み合わせですね(1尾が100円以下というのも、経済的でうれしいかぎり)。私は、たっぷりの大根おろしを添えて食べます。これで、カボスがあればもっといいのですが、今年はまだ母に頼んでいません。地元が産地なので、頼めば段ボール箱いっぱい送ってくれます。昨年はとても食べきれなくて、行きつけの居酒屋さんに大量におすそ分けしました。
 このサンマを食べる時、注意しなければならないのがミンミン。目を離したすきに手を出してきて、皿からサンマを床に落とし、食べようとします。以前は頭に少し身を残してあげていたのですが、慢性腎不全なので、塩気のあるものはダメでしょう。かわいそうだけど、ミンミンにとられないように注意しながら食べています(さくらとちびクロは本物の魚には興味を示しません。この点でもミンミンのほうが昔ながらの猫というイメージです)。
 朝晩が寒くなってきたので、コインランドリーで羽毛布団を丸洗いしました。先週末にやる予定がのびのびになっていましたが、もう限界です。朝なんか、布団がないと風邪をひきそう。夏の間にさくらがおねしょをしてしまって、臭くて洗うまでは使う気になれませんでした。
 洗濯に500円。乾燥に900円(6分100円)。合わせて1400円。けっこうな出費です。この冬は、さくらがもうおねしょをしないことを願うばかりです。


幸運を招く招き猫だニャ(寝起きで眠そうです)

ひざの上でぐっすり…

 きのう、パ・リーグで福岡ソフトバンクホークスが優勝しました。私と猫たちはそろってテレビで野球観戦。写真は、私の膝の上で眠そうにしているさくらです。リーグ優勝しても、クライマックス・シリーズが始まってからは、1度も日本シリーズに出ていない、ホークス。今年こそは日本一になってほしいと思います。それにしても、パ・リーグで勝ち抜くほうが日本シリーズで勝つよりも厳しい気がしてきます。
 さくらに幸運を招く「招き猫」のポーズをさせてみました。ちょっと無理やり? なんか眠そうで目がトロンとしています。
 水島新司の漫画「あぶさん」の影響でもともと南海が好きでしたが、そのチームが福岡に移転し、西鉄ライオンズ以来(その後、クラウンライター、太平洋クラブなど名前を変えて所沢に行きましたが)の九州のチームとなったわけですから、親近感を持たずにはいられないチームです。
 私は大分県の竹田市で育ちましたが、母の実家が小倉で親戚もみんな福岡県内に住んでいます。でも、ホークスはダイエーがオーナーとなって福岡移転して以来「九州のチーム」を標榜していますから、九州出身者はみな応援していることと思います。高校野球でも九州のチームはどこの県でも応援していますから、同じような雰囲気だと思います。
 ホークスは意識的に集めたのか、偶然集まったのかわかりませんが、九州出身の選手が少なからずいます。きのうの試合、9回裏のベンチで今年加入した内川選手が目を真っ赤にしていました。実家の近くに自動車学校があるのですが、その前にある商店は内川選手のおじいちゃんかおばあちゃんの家だったと思います。
 1番の川嵜選手が鹿児島、2番の本多選手が福岡、エース杉内投手も福岡、抑えのエース馬原投手が熊本、不調で休んでましたが、松中選手が熊本、秋山監督も熊本などなど…。もちろん、九州以外のいろんな地方出身の選手もがんばってくれました。
 「王さんも九州くんだりまで来ちくれたんじゃけん、優勝せにゃ」
 王監督時代、長い低迷期を抜けて九州に来て初めて優勝した時の母の言葉が思い出されました。小久保選手が会見で言っていた通り、今のホークスはその頃のホークスよりも強そうです。今年こそは、クライマックスを勝ち抜いて、日本シリーズに出てほしいと思います。

キョトン…。目が覚めたよ

 
 
 


物置のガラクタの上でくつろぐミンミン

 外にいる3匹の猫たち。隣に住んでいた老カップルのところに来ていたのですが、二人が引っ越してからは、私が頼まれて面倒を見ています。最初の頃をよく見ていないので、親子なのかきょうだいなのかよくわかりません。もともと4匹でしたが、避妊去勢手術をするために1匹ずつ捕獲して病院につれていった時に、最初の1匹を病院の前で逃がしてしまい、その後捜索しましたが、見つかりませんでした。残った3匹は私から毎日キャットフードををもらって、お腹いっぱい食べられますが、逃げたあの子は、今頃どうしてるだろうかと、時々苦い思いがよみがえります。
 朝になるとお腹を空かせて、3匹で家の前で待っています。ニャンニャン鳴いてごはんを催促します。でも、警戒心が強くて、なかなか触ることができませんでした。3匹の中で一番体の小さいメスが一番人懐っこくて、お腹がいっぱいの時もニャンニャンと鳴きながら近寄ってきます。でも、触ろうとするとすると逃げます。猫の本能として、やっぱり人間にかわいがってほしいのだと思います。でも、近づくとノラとしての習性が先に立って逃げるのでしょう。複雑ですね。最近、この一番小さい子には、少しだけ体をなでることができるようになりました。
 もし、このアパートを引っ越すことになったら、この子たちのことも考えて新居を探さなければなりません。私の実家に連れて帰るという手もあります。周囲にほとんど家がなく、畑と田んぼばかりで、外で猫を飼うには最適の環境ですから。
 この子たちには、庭の車庫兼物置がある場所でごはんをあげているのですが、お皿にキャットフードを盛っていると、ミンミンが外猫たちが食べ終わるのを待っています。家の中にもフードを置いてあるのに、わざわざ外猫の食べ残しを食べたがるのです。で、外にいるときは、たいていこの物置のガラクタの上で寝ています。外猫たちもこの物置をねぐらにしているので、仲は悪くないのでしょう。さくらとちびクロが近寄るとフーと言って怒るのですから、不思議です。
 外猫たちのほうが、余計な干渉をしないので、気が楽なのでしょう。さくらとちびクロは過剰なほど他者に関心を示しますから。どちらかというと、ミンミンのほうが猫らしく、さくらとちびクロは犬っぽいと思います。

ごはんをほおばる外猫たち。それにしても、よく食べます


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