» 2013 » 10月のブログ記事

猫の記憶

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コバンザメみたいにさくらにくっついているグーグー

コバンザメみたいにさくらにくっついているグーグー

さくらの首のあたりをチューチュー吸っています

さくらの首のあたりをチューチュー吸っています

 

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 ミンミンにもちびクロにも、からんでは嫌がられているさくら。ミンミンとは年の差があるし、子猫の時から嫌がれられていたから、まぁ分かるのですが、ちびクロがさくらにフーッとか言って怒っているのを見ると、昔は一心同体みたいに仲が良かったのに、変わるもんだなぁ、と感じてしまいます(ちなみに、ミンミンは18歳で、さくらとちびクロは5歳)。
 二人の関係が変わるきっかけははっきりしていて、1年前のちびクロの入院。9日ぶりに帰宅して、さくらが遊ぼうと近づくと「フーッ」と言って怒ったのです。ちびクロが怒ったところなんて見たことがなかったので、最初は空耳かと思いました。
 こないだ大分の高崎山のボスザルが行方不明になり、保護された後に再び群れに戻されたというニュースをやっていました。サルの記憶は一週間ぐらいが限界で、再びボスとして受け入れられるかが注目されましたが、このサルは奇跡的にボスとして返り咲いたとか。留守を守ったナンバー2の存在が大きかったのでは、と言われています。
 サルで一週間しかもたない記憶なら、猫ではどうなのでしょうか。9日ぶりに帰宅したちびクロはさくらのことを覚えていなかったのかもしれません。それはさくらも同じなのでしょうが、さくらは誰とでも遊びたがりますから、ちびクロを覚えていなくても近づいたのかもしれません。ひょっとするとちびクロは、入院前からさくらがからんでくるのを「めんどくさいなぁ」と思っていて、小さい頃からの流れで受け入れていただけなのかもしれません。それが入院を挟んで昔の記憶が抜け、本音が出たのかもしれません。
 子猫がうちに来て、一番喜ぶのはさくらだと思っていましたが、最初は意外にも知らんぷりをしていました。あんまり小さくて同じ猫に見えなかったのかもしれません。でも、だんだん慣れると仲良くなって、追いかけっこをする子猫たちを見て触発されたのか、さくらも尻尾をふくらませて走り回っている時があります。プロレス(組み合って、猫キックや猫パンチをやりあうこと)をやっている時もあります。まさか子猫相手に本気でやらないでね、怪我しちゃうから、とちょっと横目で見ています。
 もう少し子猫たちが大きくなったら、三人で走り回るのかなぁ。想像するとちょっと大変です。

二人の間にちっちも乱入

二人の間にちっちも乱入

お風呂の水を飲もうとしているちびクロ

お風呂の水を飲もうとしているちびクロ


さくらにまた結石が

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まるで親子みたい…

まるで親子みたい…

 さくらが頻繁にトイレに。もともと布団の上にしてしまったりと、トイレについてはいろいろと癖のあるさくらなのですが、それにしても頻繁すぎます。それに、見てみるとほとんど出ていない。どうやら尿意があるだけで、おしっこは出ていないみたいなのです。砂の濡れたところを見るとほのかに赤くなっています。どうやら出血しているみたいです。先週の水曜日。ちょうど松よみの締め切りで忙しい時で、どうしようか迷ったのですが、気になるので病院につれていきました。
 エコーの検査で、やはり膀胱に石がありました。ただ、おしっこが溜まっていないので、石そのものを検査することができず、どんな種類の石なのかは分からないとのことでした。石が膀胱を刺激して、しょっちゅうトイレに行きたくなるのだろうとのこと。
 抗生剤などで炎症を抑えたあと、おしっこが膀胱に溜まっている時に再検査することになりました。
 さくらは前にも膀胱に石ができたことがあり、予防的にC/Dをあげていたのですが、その後ちびクロが慢性腎不全になったので、今は一緒にK/Dを食べています。さくらも最近腎臓の数値が悪いことが分かったので、K/Dを食べるのは悪くないのですが、C/Dは塩気が強く、たくさん水を飲んで尿をたくさん出す効果があるとか。K/Dは腎臓病療養食なので、もちろん塩気はありません。
 どうしようか、ということになりましたが、尿を出したいなら輸液が一番。ということで、さくらも自宅で点滴をしました。体重4.5kgと大柄なので、150ml。今は症状も落ち着いています。
 写真は子猫たちとお昼寝中のさくら。まるで親子みたいです。

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なかなか美人でしょ?

なかなか美人でしょ?

「ねぇ、もう一人でトイレできるようになったの?」(グーグー) 「あなたも早く覚えなさいね」(ちっち)

「ねぇ、もう一人でトイレできるようになったの?」(グーグー)
「あなたも早く覚えなさいね」(ちっち)

ラジカセの上でウトウト…

ラジカセの上でウトウト…

 子猫たちの目が濃い青から黄色になってきました。この子たちの本当の目の色は黄色のようです。
 食べ物も、ミルクよりも子猫用のキャットフードの方が好きみたいです。
 大人猫たちと、子猫たち、どちらに先にフードを与えるか迷います。子猫に先にあげると、さくらとミンミンが子猫の皿に顔をつっこもうとします。逆に大人猫たちに先にあげると、グーグーが大きな皿に首をつっこんで、いっちょまえに大人のフードを食べようとします。子猫なのにもう性格の違いが出ていて、ちっちは自分の食事が来るまでミーミー鳴きながら待っています。
 さくらとミンミンに子猫が残したものをあげると、きれいにお皿までなめてくれます。やはり、カロリーの高い食事がおいしいというのは人間と同じなのでしょうか。
 ちっちは、トイレを覚えるのも早く、とてもお利口なお嬢さんに成長しそうですが、グーグーはまだ危なっかしい。今朝も私の靴の中にされてしまい(小)、外出する前に慌てて履き替えました。
 グーグーは食事をするのも遅く、ちっちより体も小さい。でも、歯だけはしっかりしています。食べるのが遅いので、先に終わったちっちが自分の皿に首を突っ込むのを手で必死に抑えている姿が笑えます。
 ところで、お手伝いさんが週に1度来るのですが、お手伝いさんが来るなり、さくらがゴロゴロひっくり返って非常に甘えているのに驚きました。知らず知らず、私が子猫ばかりをかまっていて、さくらは寂しい思いをしていたのかもしれません。そのつもりはなくても、子猫の食事はこまめに回数も多く、点鼻・点眼もしていますから、手をかける時間が長くなります。
 子猫が来た時は、気をつけないと元からいる猫たちとの関係に変化を起こしてしまいます。ミンミンもさくらとちびクロが来てからあんまり甘えなくなったような気がします。最初は歳のせいか、と思っていたのですが、やはり子猫だったさくらとちびクロが影響を与えたような気がします。
 ちっちとグーグーが来てからは、ちびクロとミンミンはあまり変化がないように感じます。ちびクロはマイペースで私に甘え、ミンミンはもう子猫のことはあきらめているというか、「ああ、またか」というような顔をしています。

夜はこんな感じで寝てます

夜はこんな感じで寝てます

仲良くお昼寝

仲良くお昼寝

さくら、寂しかったの?

さくら、寂しかったの?


グーグーです。

グーグーです。

 またまた子猫を保護してしまいました。水曜日に友人よりちっちがいた同じ場所に子猫がいるとの連絡を受け、引き取りました。
 ちっちと同じ母猫が隠したのか。そうするとちっちの兄弟ということになります。ちっちがいた場所は友人の家の庭の茂みの中でした。友人が言うには、茂みには小さなお皿が置かれていたということで、誰かが捨てて行ったのではないか、というのですが、他人の庭の奥まで入って子猫を捨てていくような非常識な人がいるでしょうか。もし人の仕業なら住居侵入+動物愛護法違反です。
 5匹目かぁ。ちょっと大変かも、との思いもよぎりましたが、考えようによっては、ちっちのいい遊び相手になるかもしれません。ちっちの参入で迷惑顔の大人猫たちのストレス軽減になるかもしれません。
 翌日に病院でウイルスの検査をしてもらいましたが、幸運にも今回もエイズ、白血病ともに陰性という結果でした。医師はあと3か月たってからのほうが確実だからと検査に消極的だった(多分、血液を採りにくいということもあって)のですが、感染のリスクを考えて3か月も他の猫たちと隔離しておくのは私にとっても大変なストレスになります。もちろん3か月後には改めて検査をしてもらうつもりですが、この月齢で母子感染以外の感染(他の猫との出血するくらいのケンカやセックス)の可能性はあまり考えられないでしょう。
 検査結果を待って、ちっちと対面させましたが、案の定、出会った瞬間からじゃれあったり追っかけっこをしたりして遊んでいます。大人猫たちにからむことはほとんどなくなり、家の中がうまい具合に回り始めました。やはり兄弟だったのか、もしくは元来子猫とはそういうものなのか。ちなみに、名前はグーグーにしました。小泉今日子主演の映画にそんなタイトルがあったような…。メスだと思っていましたが、病院で診てもらったところ、男の子のようです。
 環境が変わったせいか、ちっちもグーグーもなかなか排便ができませんでした。特にグーグーは酷くて、昨晩かなり強くお尻のあたりを濡れティッシュで刺激したところ、やっと硬いウンチが出ました。

遊び疲れてお昼寝

遊び疲れてお昼寝


さくらも腎臓が…?

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ちっちと遊んであげているさくら

ちっちと遊んであげているさくら

 5日の血液検査で、ちびクロはBUN43、Cre4.0、ミンミンはBUN13、Cre1.9でした。ちびクロは変わらず。ミンミンのほうはずいぶん数字が下がったということで、点滴を1日置きにしようか、と医師から言われたのですが、急に減らすのはどうかと思って、1日125mlを100mlにしてもらいました。ミンミンはこのところ数字が徐々に上がってきたという経緯があり、1日置きから毎日100mlに、100mlを125mlに増やしてきました。それをまた数か月前の輸液量に一気に戻していいものか、という気がしました。以前にもミンミンは数字がドーンと下がったことがあり、その時も輸液の量を減らしたのですが、1月後には数字が戻りました。
 翌日にさくらの健康診断をしたのですが、BUN21、Cre2.4でした。BUNは問題ないのですが、Creがちょっと高い(正常値は2.0まで)。昨年も1.9で高めでした。さくらとちびクロは恐らく姉妹で、体質的に腎臓が弱いのかもしれないとのことでした。さくらは、ちびクロと一緒にk/d(腎臓病療養食)を食べているのに、です。加えてネフガード(活性炭)も飲ませることになりました。それと、ちょっと風邪気味なので、薬を飲ませています。季節の変わり目は猫も体調を崩すのでしょうか。
 新しく家族になったちっちに対して大人猫たちは基本的に無関心なのですが、渋々ながらさくらが一番面倒を見ています。具体的には、しっぽにじゃれてくるちっちを適当にかまっているだけですが…。ミンミンとちびクロは唸り声をあげて逃げてしまいます。
 他者(人間&猫)に対する寛容度はもともと、ミンミン<ちびクロ<さくらで、それがそのまま出ています。

さくらのしっぽで遊ぶちっち

さくらのしっぽで遊ぶちっち


新しい家族

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ちっちです。よろしく。

ちっちです。よろしく。

 月曜日に子猫を保護しました。仕事での付き合いもある友人の家に行った時、庭に子猫がいるから見てくれと言われました。庭の隅の草むらの中に子猫が隠れていました。友人は近くに親がいて、迎えに来るかもしれないので様子を見ていると言っていましたが、今までの苦い経験から、とりあえず保護することにしました。雨が降って、子猫の体温が維持できなければ危険な状態になるし、カラスに襲われることも考えられます。親が迎えに来たとしても、乳離れすれば、この子も野良猫になります。
 歯は生えているようですが、白目の部分がまだ濃い青色をしています。生後2~3週間といったところでしょうか。健康状態は悪くはなさそうですが、左目が右目よりも小さく、開けづらそうにしていました。たまにくしゃみをするので、感染症かもしれません。
 水曜日に獣医に診てもらったところ、一番恐いエイズと白血病は持っていないとのことでした。もちろん母子感染の可能性を調べたのですが、他の猫との濃密な接触(セックスやケンカなどによるケガ)による感染の可能性はこの月齢だと極めて低いでしょうから、ひと安心です。もし病気を持っているようなら、他の猫たちと隔離しなくてはならず、かなり頭の痛いことになります。鼻炎はあるみたいなので、点眼点鼻薬はもらいました。今では両目の大きさもほぼ同じになってきました。
 他の猫たちがどうするかな、と興味があったのですが、みんな無関心。一番好奇心旺盛なさくらも、おっかなびっくりで、なかなか近づこうとしません。子猫のほうが堂々としているので、なんだか笑えます。
 名前は「ちっち」と名付けました。


発病から1年が過ぎたちびクロ。病気だとは思えないほど元気です

発病から1年が過ぎたちびクロ。病気だとは思えないほど元気です

 ちびクロが慢性腎不全を発症してから1年が経ちました。ミンミンは2年以上になります。
 9月2日の血液検査では、ちびクロがBUN46、Cre4.0(前回8月2日はそれぞれ49、4.3)、ミンミンが44、3.0(前回は23、2.3)でした。
 ちびクロは毎日100mlを2回(200ml)輸液、ミンミンは今回の検査の結果が前回より悪くなっていたので、それまで毎日100mlだったのを125mlに増やしました。ちびクロは食事の時にネフガード(活性炭)を与え、ペットチニックを1日に3ml飲ませています。ミンミンは口内炎があるので、月に1~2回、抗生物質とステロイドの注射をしています。
 フードはちびクロはK/Dを食べていますが、ミンミンには好きなものを食べさせています。
 ちびクロは大人しくしているので投薬も楽ですが、ミンミンは口内炎ともとからの性格もあって、なかなか積極的に投薬できません。食が細いので、なるべく好きなものを食べさせています。もう18歳だし、そのほうがいいかなと。
 ちびクロは食欲も旺盛で、見るからに元気。体重も3.5kgからほとんど変わらず、病気の猫には見えません。ミンミンは、この2年間でずいぶん痩せました。今は2.5kgくらい。毛並も悪くなって。歳だから基礎体力も落ちているのでしょう。
 病気になってから、いろいろありましたが、ちびクロとの時間は濃密になったような気がします。病気になってなかったら、ちびクロのことをこんなに考えることもなかったと思います。人間の兄弟でも、病気の子どもにばかり親の目が行って、健康な子が寂しい思いをするといったことがありますが、そんな親の気持ちが分かる気がします。健康な子ももちろんかわいいのですが、病気の子は特別かわいく見えてしまいます。生活も病気の子中心になりがちです。
 ミンミンに対してはちょっと気持ちが違います。猫としてはもう寿命が近づいていて、徐々に弱っていく姿を見守っていくというか。
 ちびクロの発病から1年が経って、もちろん病気になってしまったことは悔やまれるのですが、穏やかな日々が送れていることがちょっと嬉しいような気もします。

発病から2年以上が過ぎたミンミン。だいぶ痩せました

発病から2年以上が過ぎたミンミン。だいぶ痩せました


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